内容説明
劇団の看板女優・清水伶奈がストーキングされているという。脚本家の亀井明月は、ハチヤというストーカー男を追い払ってほしいと頼まれた。が、すぐにその必要はなくなった。この男が死体となって見つかったのだ。(「表題作」) 臨床犯罪学者・火村英生が鉄道トリックを華麗に暴く表題作をはじめ、本格ミステリ全4編を収録した傑作作品集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aoringo
77
最近疲れ気味で心を動かす名作よりも淡々と読める小説を求めて手に取った。作家アリスシリーズの短編集。表題作は苦手な時刻表トリックだったけど比較的すんなりと理解できた。他にも、アリバイ崩し、ダイイングメッセージなどコテコテとも言える推理劇を楽しむことができて、良い気分転換になりました!2024/07/07
coolgang1957
60
文庫新装版が図書館の新刊棚にあったので借りてきましたが、初出はもう20年も前やそうです。時間が経っても色褪せずと言いたいとこですが流石に今となってはレトロというか有栖さんの愛読者にとっては懐かしい本でしょうね😆4編載ってましたが大阪在住のボクには、土地鑑ありありで、特に表題作は南海、JR阪和線沿線に暮らしているのでハルカもラピートも(ついでに新快速も🤣)お馴染みなのでトリックは明らか。謎解きを誰かに自慢したくて……そんな読み方で楽しい時間を持たせていただきました。2023/07/27
あつこんぐ
33
火村に隠れててわからないけど、アリスも結構博識だなぁと思うのは私だけでしょうか。今回は火村とアリスのイチャイチャが少なめで消化不良でしたが、サンドイッチが食べたかった火村先生とそれに気づかず全部食べてしまったアリスのやり取りにニヤッとしてしまいました。火村先生にも可愛いところがあるんですね。シャングリラ十字軍も出てきて、このシリーズを初めから読み直したくなりました。やっぱり火村×アリスは最高です。2024/07/12
キナコ
29
短編ミステリー。全四編。古典的な双子のトリックかと思っていたら、また違った切り口で楽しめた。人の思い込みや自己中心的な考え方をうまく取り入れている作品。個人的には表題も好きだが『比類のない神々しいような瞬間』が好き。火村先生が全面で出てるわけでもないのに存在感が強いなぁ。2024/04/04
ピース
27
短編集で今回も面白かった。中でも表題作が印象的。数々のアリバイトリックを擁し逃げる犯人を火村がジワジワ追い詰める様子は何とも言えない緊迫感があった。2025/01/25
-
- 電子書籍
- comic meltyKILL Vol…
-
- 電子書籍
- 太子妃なんて絶対にイヤです!【タテヨミ…
-
- 電子書籍
- 機械技術 2023年 9月臨時増刊号
-
- 電子書籍
- BE・LOVE 2016年3号2月1日…




