内容説明
一台の車が海に落ち、中から男性の遺体が発見される。彼は、妻の友人で多額の資産を持つ三松妃沙子から、多額の借金をしていた。彼女は「妃」と呼ばれ、三つの願いを叶えるかわりに災いももたらす「猿の手」を大切にしていたという。彼女の願いとは何だったのか――。臨床犯罪学者・火村英生が、トリックも心情の揺れも解き明かす本格ミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ピース
23
二部構成。別々の事件だが二つの話は繋がっている。妃沙子は若い男に「妃」と呼ばれてチヤホヤ?されていたが結局はその若い男に足元を掬われる結果となってしまった。最後に夫に何と言ったんだろうか。何とも言えない虚しい感じがした。2026/01/10
りんだりん
17
中編+幕間+中編=長編ミステリーということらしい。何となく、火曜サスペンス劇場的な中身に思えてしまい、有栖川有栖さんの著作は好きでたくさん読んでいるが、この本はあまり好きでない部類の本だった。まあ、こんなこともある。★22023/08/21
餅屋
16
火村英生シリーズ17冊目▲海に落ちた車から遺体が…三つの願いを叶えるかわりに災いももたらす「猿の手」を大切にする「妃」と呼ばれる女性から多額の借金を…▼長編と言うより連作中編なのだが、メッチャ面白かった。きちんとW・W・ジェイコブズ『猿の手』を読み直してからとりかかったので、前半のトリックは楽しく解けました♪火村の解釈も面白く、朝井女史が普通です。森博嗣『笑わない数学者』を読んだばかりで刺激的!前半のカオスを引き継いだ後半も楽しめましたが、動機はアリスの係でホンマかいな‼きっと不起訴でしょう(2008年)2025/08/15
くるみみ
14
有栖さんと火村さんのコンビシリーズ、2冊目読了。 日本扇の謎の次いでどれを読もうかなぁと手を出した理由がこの装丁なのは間違いない。本格ミステリって創作とはいえ殺人が絡んでいる事件だと不遜ながらドキドキと楽しんで読めてしまうことが好きかもしれない。本作は1部と2部で同じ登場人物(一言でいうと変な女)に対してのコンビ2人の紳士的な対応が上品な装丁とも似合っていてよかった。巻末に著作リストが載っていて嬉しい^^2025/12/30
よし
14
久しぶりの有栖川有栖。未読の作品がどんどん減っていって寂しい限り。今回もじっくり読ませてもらった。有栖川有栖はドラマが面白いと思っている。魅力的な登場人物に導かれてページをめくり、解決の鮮やかさで余韻を残す。今回は国名シリーズではない長編だけど、とても面白かった。2025/09/09
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