内容説明
「藍千堂菓子噺」シリーズ第4作!
『藍千堂』に特別な「誂え菓子」を依頼する客が次々とやってきて……。
藍千堂謹製、想い出に色を添える菓子三品。
父の死後、江戸でも名店と謳われる菓子屋「百瀬屋」の晴太郎と幸次郎兄弟は、
叔父に実家を追われ、小さな菓子司「藍千堂」を営む。
晴太郎が佐菜と結婚して男所帯だった藍千堂の暮らし向きは華やかになったが、
そんな折に、叔父の百瀬屋清右衛門が病に倒れた――。
清右衛門は静養のため、内儀のお勝と共に愛宕山の診療所で暮らすことになった。
娘のお糸が父母の代わりに『百瀬屋』を取り仕切るはめになったが、
当のお糸は落ち着いたもの。『藍千堂』の兄弟、晴太郎と幸次郎が手を貸し、
新たな『百瀬屋』はなんとか滑り出した。
だが、ほっとしたのもつかの間、『藍千堂』に難しい「誂え菓子」を頼む客が、
立て続けに現れた。ひとり目は、「目を悪くした祖母にも『見える』梅の菓子」を、
二人目は、「南の故郷を懐かしむ大切な女(ひと)に、南蛮菓子のかすていら」を。
偶然にしては妙だと感じた幸次郎が調べると、
『百瀬屋』の贔屓客だった旗本が浮かび上がった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
113
皆素晴らしく出来すぎだと思う人ばかりなので、少し引いてしまった。しかしさすがに気持ちよく読み終えた。2022/11/20
タイ子
95
晴太郎と幸次郎兄弟を追い出した「百瀬屋」の叔父が倒れて娘のお糸に後を託し隠居することに。残されたお糸ちゃんに手を差し伸べる優しい兄弟。今回の誂え菓子は目の見えない祖母のために梅の菓子を作ってくれないかの注文。目が見えてるうちに梅見に行く約束をしながら忙しくて行けないまま、祖母は目が見えなくなり梅見ができなくなった。「藍千堂」の2人が試行錯誤で作った菓子。そして祖母の想いにもらい泣き。もう一つは人気芝居役者と髪結いの恋の橋渡しをするかすていらの話。これもジーンときた。菓子が取り持つ縁と甘ーい物語。2022/07/16
itica
75
「おいしい」は幸せを連れてくる。客の幸せそうな笑顔が藍千堂の主人であり菓子職人の晴太郎の何よりの励みになる。けれど真面目に精進する姿勢が思わぬ厄災を招くこともある。今回はそんな理不尽な話だったな。藍千堂の人たちには何の罪もないのにと憤ってしまったよ。思い出の味に涙する「かすていら」に関する章が印象深い。 2023/07/14
雅
73
優しさに満ち溢れたお話し。思いやりに寄り添う素敵な作品でした2022/08/31
真理そら
70
お糸ちゃんは逞しくなったが「百瀬屋」を立て直すことができるだろうか。この際乗っ取ったことを詫びて幸次郎たちに返した方がイイのではと思ったりした。「藍千堂」は晴太郎を中心に幸せが満ち溢れているけれど、幸次郎の居場所がなくなりつつあるような気もする。2022/07/12
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