- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
島田研の弟分同士であり、ライバルである二人の、白熱の対局――獅子王戦・決勝トーナメント:零VS二海堂戦!!奇策と取れるような手を繰り出す零に対し、あくまでも堅実に正攻法を行く二海堂。いつだって、そばに居た。少しでも長く、この時間をどこまでも。熱すぎる勝負の行方は、果たして…!?そして師である島田は――。一方「三日月堂」3代目のあかりは、ひょんなことから…三月町においしいを振りまく大奮闘!次から次へ、ご近所さんも巻き込みながら予想だにしない展開に!?そこには笑顔と、こみ上げる想いがあって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
230
二海堂との真剣勝負を経て、二人の仲はより深まっていく。あかりの無意識丸々作戦は、近隣の現場の職人さんをフクフクにしていくのであった。 島田さんの「人間なら倒せる」の一言が重い。★★★★☆2023/08/29
ちいこ
200
最近読んでいるのがシンプルな絵柄のコミックやコミックエッセイが多かったから、情報量が多くてお腹も空く羽海野ワールドを浴びて、幸せでございました。2023/08/29
ミキ
183
久々の新刊。 最後、島田さんの「人間なら勝てる」に鳥肌。 あかりさんが考える美味しいものにめっちゃ食欲刺激された。カレー食べたい。2023/08/29
こも 零細企業営業
171
二階堂との対戦。奇策で目をキラキラさせてハシャグ零。それを犬好きな二階堂は生後6ヶ月のシャックラッセルかよと言う。混乱しないように距離を置きながら攻めていたら。零の防御陣がトーチカから要塞へと変貌して行く。その周りをジャックラッセルのように走り回る攻撃側の駒。子供の頃から知ってる2人の勝負はなかなか決着が付かず、、二階堂が負けた途端、倒れて入院してしまう。彼の気性に身体が付いていかない。その後に零は二階堂が心配で病室に入り浸るが、対局の事を鑑賞戦をして来る。力尽きて眠りたい二階堂には酷な仕打ちだが悪気皆無2023/08/29
マッピー
148
家族も友人も居場所も持たない、名前の通り零だった桐山零に、今は家族のような存在も、友人も、恩師も先輩も、そして彼女もできた。人間桐山零の物語としてはこれで完結してもいいのだけれど、棋士としての桐山零の話にどう落としどころを持ってくるのか?「人間なら倒せる」と思う島田八段に負けて立ち上がってもいいし、勝ってその先を目指してもいい。将棋にしか居場所がなくて将棋にしがみついていた頃と違って、今の桐山零は自然に柔軟に強かに将棋を指しているような気がするから。2023/09/03