内容説明
東城大医学部に通う中学三年生の曾根崎薫は、クラス委員の進藤美智子、ガキ大将の平沼雄介、医学部を目指すガリ勉の三田村優一ら同級生たちと、洞穴の中でみたこともない巨大な「たまご」を発見する。
薫たちは孵化した謎の生物に〈いのち〉と名付け育てようとするが、動物実験の材料にしようとする文科省に囚われてしまう。
〈いのち〉の奪還を試みる薫たちだったが、やがてある医療をめぐる壮大な陰謀が明るみになり、米国政府をも巻き込む巨大な騒動に発展していく……。
大人たちの理不尽に、勇気をもって立ち向かう!
薫たちの奮闘が胸を打つ、「中学生医学生」シリーズ感動の完結編!
カバー装画・挿絵:ヨシタケシンスケ
★豪華電子版特典付き!
「小説 野性時代」連載時扉イラスト
電子版共通あとがき
電子版あとがき『医学のつばさ』
【関連小文】1 「海堂尊×ヨシタケシンスケ 『医学のひよこ』『医学のつばさ』刊行記念対談」
付録1【海堂尊・全著作リスト】
付録2【電子あとがきリスト】
付録3【海堂尊・「桜宮サーガ」作品内年代順】
付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】
付録5【「桜宮サーガ」年表】
付録6【作品相関図】
付録7【桜宮サーガ構造】
付録8【「海堂ラボ」登場人物リスト】 (敬称略)
付録9【「関連小文」索引】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつくさ
32
シリーズ第3弾にして完結編。敵は組織。卵から孵った「いのち」奪還作戦。東城大学の物語を下地としているため、やはり最初から追っていく必要があると痛感しました。少年少女は困難をまた一つ乗り越えつばさを手に入れた。そのつばさでどこまでも羽ばたいていってほしい。2024/01/14
タルシル📖ヨムノスキー
22
読んでる途中で、そうか〝アクアマリン…〟の結末はそうだったのかとため息を一つ。でも、それを補うほどの大団円!?とにかくまず言えることは、このシリーズ3作品を読んだだけでは、本当の面白さはわからないということ。なにせ「桜宮サーガ未来編」ですから。日本の上層部やアメリカの関与についてはかなりざっくりで、この辺りがジュニア向けといえば納得もできる。まぁマスコミ批判はしっかりしてるけど。「桜宮サーガSFパート」として今後どう展開していくのかが楽しみ。最後に語られる最先端医学を研究している科学者の言葉が身に沁みる。2024/05/30
KEI
7
本シリーズ三部作完結 近著のコロナ三部作よりは各キャラが躍動していて愉しめた。でもこれまで海堂作品読んでないと、各キャラに思い入れ湧かない気がします。 個人的には小説内で世代交代が進んで、寂しいような新たな展開に期待したいような読後感持ちました。 まだ海堂作品が続いていくコトを期待します2024/01/21
naolog
7
他人のことなどどうでもいい、という「組織」。線引きを過剰に行うことはセクショナリズムとも言うらしい。謎の新生物SF物語は興味が薄れていったが、大人たちの駆け引きと・中学生にしては少し行動的な薫たちの奮闘で胸があつくなった。2023/10/19
メロンパン
4
⭐️⭐️⭐️2024/10/24
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