公孫龍 巻三 白龍篇

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公孫龍 巻三 白龍篇

  • 著者名:宮城谷昌光【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 新潮社(2023/08発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784104004300

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内容説明

周王朝の王子という身分を捨て、群雄割拠する諸国を商人として渡り歩く青年・公孫龍。その清廉潔白な人格で将軍や有力者たちの信頼を得た彼は、自らその登用に尽力し、燕に仕えるようになった名将・楽毅が企図する空前の大戦略の実現に向け、才覚を発揮する。名作『楽毅』の感動が新たに甦る、宮城谷文学最高傑作、第三部。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キジネコ

34
圧倒的なアイコンとして乱世を誘導した孟嘗君が時流の波間に沈み薛の領に隠棲。並び称される若き平原君の成長が描かれるのも嬉しく読みました。燕の昭王の信任を得た亡国の将軍楽毅が斉の討伐を行うハイライトにわくわく。「隗より始めよ」郭隗先生の教導「白馬は馬に非ず」二人目の公孫竜が物語に果たす役割はいかに?孟嘗君の再登場は?砂丘の乱で餓死する主父武霊王の再評価に少し安堵し・和氏の璧の帰趨をめぐる権力の鬩ぎあいの待つ次巻へ。公孫龍に孟嘗君の養父であった風洪・白圭が重なって見えて頼もしく、さて物語は何処に繋がるの?って。2024/04/16

星落秋風五丈原

22
ドラマにも出てきた和氏の壁登場。楽毅いよいよ活躍す。しかし宮城谷作品の主人公は愛され力がつおい。2023/09/05

ガットウ

21
★★★★4.1点。ふたりの公孫龍ってどゆこと?ウイキペディアの説明は「公孫龍子」のものなんだけど・・・。何が史実でフィクションなのか良く分からないのが、もどかしい。2023/09/26

信兵衛

21
後半、斉に対して趙・秦・燕・魏・韓の五国連合が成立、楽毅率いる燕軍が先頭に立ち、斉への侵攻に向かいます。 その辺りは「楽毅」で読んでいる筈なのですが、すっかり忘れているので、興奮しながら楽しめた次第。2023/09/24

まえぞう

21
破竹の勢いで斉の首都、臨淄を攻略する楽毅。戦勝にわく燕の国。ただ、これからまだ第2ラウンド、第3ラウンドと続くはずで、そちらも楽しみです。一方で「白馬は馬に非ずの」公孫龍が別に現れて、「なんなの?」と思ったら、和子の璧が趙王の手に。廉頗、藺相如も登場して、次は完璧の故事に繋がる話しに進むのだろうか?2023/08/26

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