光文社文庫<br> 湯治場のぶたぶた

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光文社文庫
湯治場のぶたぶた

  • 著者名:矢崎存美【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2023/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334795542

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内容説明

ふっと、休みたくなる時がある。身体をいたわって、滋味あふれる美味しい食事をとり、心を洗濯する――そんな思いを叶えてくれる小さな湯治場がここにあります。少し元気がない時は、鞄ひとつを持ってふらりと訪れてください。ビワがなる山里と豊かでいいお湯、そしてちょっとだけ不思議で、可愛い(!?)オーナー山崎ぶたぶたが、あなたをお待ちしています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

67
今回は湯治場のぶたぶたさんでした。疲れた体を温泉で休ませ、美味しい料理を食べる、夢だなぁ。ぶたぶたさんの湯治場なら確実に癒されますね。現実逃避が趣味なので、今すぐにでも行きたいです。2023/07/28

ぶんこ

59
湯治場のお客さんは鬱病で休職中の作家希望の40代男性。SNSに振り回されている高校生女子。そして何があっても泣けない60代?女性。特に怖かったのが、クラスの女王様のような友だちがやっているSNSの「イイネ」数上昇のために振り回される女子高生。その要求のえげつなさに驚嘆。「イイネ」の数、これにとらわれる人って多いですね。お母さんが娘のために「デジタルデトックス」に踏み切ったのが素晴らしい。娘さん本人が「イイネ」信者でないのもよかった。『思考の出口が見つからなくなったら、なるべく早くに誰かに話す』確かに。2023/09/17

hirune

57
ぶたぶたさんの超美味しい健康的な料理と効能バッチリな温泉と温かく受け入れて寄り添ってくれるぶたぶたさんのカウンセリング。心が折れて苦しむ人にとってこれ以上ない湯治場だよねぇ!というお話でした😃ぶたぶたさん、相変わらず可愛いし、頼りになるし、ステキだな♡でも、今更ながらバレーボールくらいって小さいな!思わずうっかり蹴ってしまいそう〜。。2023/10/22

ひさか

53
2023年7月光文社文庫刊。書き下ろし。シリーズ30作目。最初の一歩、特別室、密かな告白、の3つの連作短編。今度のぶたぶたさんは湯治場のオーナさんで、いつものように癒やしのどうということはないお話。人の心の機微みたいなのが、読み取れるお話でもあります。どこがとは言えないけど面白い。ぶたぶたさんの存在そのものは確実に面白いです。2023/09/27

たるき( ´ ▽ ` )ノ

43
ぶたぶたさん、困るよ〜。こんな湯治場があったら行きたくなっちゃう!!憧ればかりが募って、夢に見そう。というか、夢でもいいからここへ行きたい。2023/12/06

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