内容説明
スーパーに勤める聖乃は、一人で過ごすお昼休憩を味気なく思っていた。そんな中、思いがけないお弁当を持った「山崎ぶたぶた」という新人が現れ、聖乃の毎日が変わり始める――(「ぶたぶたのお弁当」)。仕事も勉強もお悩みも、ひと休みできる「お昼」の時間。さりげなくも大切な時間を、お店や職場やお家で、不思議なぬいぐるみと過ごした人々の、7通りのランチタイム。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
161
ぶたぶたシリーズにもコロナの影が。「相席の思い出」が印象に残った。ぶたぶたの喋りすぎない肩の力が抜けた応対が心地よい。ごはん友だちっていいな。話すこともごはんのことだけ。おいしいねって話すだけの友だち。それがぶたぶたさんなら最高だな。新玉ねぎの天ぷら、お弁当、豚肉の唐揚げ、チャーシューエッグ…美味しそうなのもたくさん登場。コロナ禍のぶたぶたさんも変わらず優しくて。癒される一冊でした。2021/07/11
りゅう☆
81
今回のぶたぶたさんはイタリアンレストランオーナーシェフ…だけどコロナ禍の影響で休業中。一人暮らしを始めるもリモートばかりで引きこもり大学生の所に突然ぶたのぬいぐるみが一緒にお弁当を食べてくださいって、それは驚くよね。楽しみのランチタイムが外食自体に遠慮な状況のOLがピンクのぶたに引き寄せられ入った店が「ぶたにくざんまい」って笑。小さい頃、熱が出た母のためにぶたぶたさんが一緒に買い物してお弁当を作ってくれたことは幻じゃないよね?期間限定チラシ作りの専門家ぶたぶたさんのシンプルなお弁当を作ってるのは?相席で→2023/12/18
ネムコ
74
ぶたぶたの世界でもコロナが席巻。イタリアンのシェフだったぶたぶたも店が休業。友人のやってるスーパーの裏方としてバイトしたり、美味しい他店を食べ歩きしたり。そこここで出会った人と暖かい絆を結ぶ。ラストはぶたぶたのお店の開店❗ コロナ下でもやっぱりぶたぶたさんは癒される♥2021/06/24
hirune
70
ぶたぶたさんの世界もコロナ禍の真っ只中ですが、ぶたぶたさんに巡り合った人たちはサラッと助けられたり心が軽くなったり背中をそっと押してもらったりしています…ぶたぶたさんも自分のお店の休業を余儀なくされていて苦労しているようなのに(*´-`)だからこそぶたぶたさんのお店の嬉しい再開の日にはみんな我が事のように喜んでぶたぶたさんと再会したくて集まってくるんですね😄もちろんぶたぶたさんの美味しいイタリアンの魅力もありますけどね🍝いつも優しく温かいシリーズです♪2021/12/02
優希
69
まさかのコロナ。ぶたぶたさんもコロナに振り回されているのですね。店を閉めていなければならないのは、飲食業にとって大変なことだと思いました。1人ランチも寂しげがあります。それでも癒されるのはぶたぶたさんの力なんですね。2021/11/15