内容説明
前世は伝説の魔女だった伯爵夫人ラム。隣国の訪問中、転生していた弟子のエペに捕まってしまうが、シャールたちにより無事救出! しかし騒動の中でシャールに前世の正体がばれてしまう。
屋敷に帰ったラムが覚悟を決め、自身の口から真実を打ち明けたところ……
「お前がお前であればなんでもいい」
と受け入れられ――!?
そんな折、隣国視察の報告のために王宮へ召還されたラムたち。そこには国王の他にモーター教の司教がおり、揃って無茶な要求を突き付けてくる。
その態度に怒ったラムは悪臭魔法で反撃! 今後は依頼を受けないことを宣言する――!
帰宅後、他国への引っ越しを考えていると、再び王宮からの手紙が届く。内容は教皇の訪問を祝う歓迎パーティーに招待するというもの。
怪しく思いつつも教皇のことが気になったラムはシャールとともに参加するのだが、そこにいたのはかつての三番弟子で……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
12
隣国で前世の二番弟子フレーシュとの再会も束の間、一番弟子エペに拉致されたラム。シャールたちに助け出されるが前世がアウローラであることがバレてしまい…という本巻。三番弟子ランスが教皇として登場したことで、前世の因縁も含めてマルっと解決したのはとても面白かった。また彼女の秘密が明らかになったことで二人の関係が深まったのは心地よく、シャールがアウローラに憧れる理由はグッとくるものがあった。彼女がようやく相思相愛であることを認めた点も満足だった。そして次巻はアウローラの前世の師匠を巡る物語へ。早く続きが読みたい。2023/07/04
bulbul
4
アウローラの三番弟子登場。前世絡みの事件に巻き込まれたり、前世と今世の弟子が一同に介したり盛り沢山でした。有能なシャールの猛求愛にラムもようやく観念したのかな。(頑なに認めないのも夫婦なのに不自然ではあるしね。)2023/06/28