内容説明
江戸の珍味が事件を呼ぶ。書下ろし・痛快捕物帖「潜入 味見方同心」シリーズもいよいよラスト! 魚之進が立ち向かう料理と敵とは!
精進料理の店「雲海」から魯明庵が出てきたという目撃情報を仕入れた魚之進。さっそく店の裏手をこっそり探ってみると、精進料理どころか牛の臓物を客に食べさせているらしいことがわかる。怪しい。魚之進は本田や麻次らと雲海を見張ることにする。もし店先で出くわしたらその場で捕縛するつもりなのだ。将軍暗殺を企む魯明庵をここで取り逃がしたら、二度と捕まえる機会は訪れない宵に思われた……。大人気書下ろし時代小説、完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
41
「潜入 味見方同心」第六巻。手に取って先ず表紙絵にびっくりです。とうとう魚之進、祝言を挙げるんですね。お嫁さんの顔は綿帽子に隠れて誰かわからないので、最後までドキドキしながら一気読みでした。内容は完結巻に相応しい色々と終息があって気持ちがすっきりしました。このシリーズ、魚之進の緩い性格が醸し出す雰囲気が大好きで読み続けていました。また新シリーズを書いて欲しいです‼️面白かったです。2023/08/08
kagetrasama-aoi(葵・橘)
37
「潜入 味見方同心」第六巻。完結巻。手に取って先ず表紙絵にびっくりです。とうとう魚之進、祝言を挙げるんですね。お嫁さんの顔は綿帽子に隠れて誰かわからないので、最後までドキドキしながら一気読みでした。内容は完結巻に相応しく、勧善懲悪、気持ちがすっきりしました。このシリーズ、魚之進の緩い性格が醸し出す雰囲気が大好きで読み続けています。続編の「魔食 味見方同心」が始まりました。楽しみに読みます。2024/08/09
ひさか
29
2023年6月講談社文庫刊。書き下ろし。シリーズ6作目。うなぎの火事焼き、茹でた孫、目黒の金魚、不精進料理、の4つの連作。最終巻とは知りませんでした。そう思うと表紙の花婿は魚之進だし、花嫁は?(ツノ隠しで誰かわからないぞ)。かなり最後まで、花嫁が誰かは分からないのですが、判明したのは…なんと!でした。将軍を狙う悪玉の元締めもきっちりお縄になったので溜飲が下がりました。大団円です。2023/07/26
tomtom
17
ようやく決着がついて一安心。賄賂とか送ってすぐ復活とかは無しにしてほしいな。そして表紙を全く気にしていなかったので、最後には驚いた。2023/09/24
み
16
一件落着です。第三弾が読みたいです、お幸せな彼らの活躍を。2023/12/09