内容説明
美味つくる者に鬼ひそむ。
将軍暗殺の陰謀探る魚之進を珍味を巡る難事件が次々襲う!
人気シリーズ「味見方同心」シリーズ・潜入篇第三弾
大泥棒たちが集まる秘密の会。そこで供される「五右衛門鍋」は驚くほどにうまいらしい。これはただの懇親会なのか? 自分を手伝っていた下っ引きの万吉殺害で、将軍暗殺計画の捜査は急務だが、会も探り始めた「味見方」魚之進。鍋から導き出した驚天動地の悪事とは? 極上の謎と珍味あふれるシリーズ第三弾。
【本巻のお品書き】
「あんこ豆腐」豆腐屋が甘い香りを残して謎の失踪。
「海たぬき」食べると元気になる海たぬきとは?
「おやじのおじや」店の主は自慢の料理をなぜやめた?
「五右衛門鍋」怪しい連中だらけの鍋の会。
目次
第一話 あんこ豆腐
第二話 海たぬき
第三話 おやじのおじや
第四話 五右衛門鍋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
37
「潜入味見方同心」第三巻。表紙絵、とうとうお静さんが登場、さすがにお美しい(*^^*)。第二シリーズ「潜入」のラスボスはあの人だったんだぁ。 “北大路魯明庵” その正体はびっくりの人物(架空の人物でしょうけど、あの名字です‼️)でした。大奥と絡んで、先行きが楽しみです。2023/03/16
ひさか
20
2021年2月講談社文庫刊。書下ろし。シリーズ3作目。通算12作目。4つの連作短編。お静やおのぶも面白いが、今回登場した大奥の八重乃も面白く、展開が楽しい。謎が謎を呼びというほどではないが、ころころと転がるような展開で、また次巻へ続く。やめられません。2021/04/15
み
17
さくさくと♪今作では明らかにならずでした。闇鍋の理由が怖いです。2023/12/07
zag2
17
読みました、第三巻。一つひとつの事件を解きながら、だんだん大事件の糸口が見えてきます。隠密のシリーズも面白かったけど、この潜入シリーズも面白い。残念なのは、あっという間に読めてしまうこと。四巻、早く出ないかなと待ち望む日々です。2021/06/28
tomtom
14
豆腐にあんこを詰めたあんこ豆腐やら食べたいと思える料理ではなかった。五右衛門鍋は恐ろしい話に繋がっていきそうで続きが気になる。2022/07/27