内容説明
非常なる辻斬りの秘剣“死突き”――父の敵を討つために決死の少年。安田平兵衛は相撃ち覚悟で敵を迎えた!
辻斬りに遭った死体を見て、安田平兵衛は驚愕した。盆の窪から喉までひと突きに貫かれていたのだ。相当な手練れの仕業である。
さらに辻斬りは頻発し、犠牲になった商家から復讐を依頼された「地獄屋」の面々。その中には巻き添えで殺された父の敵を討ちたいという少年勇次の姿もあった……。
死突きと呼ばれる最強の突きを前に、老刺客平兵衛はどう立ち向かうのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかんべ
1
鳥羽作品の悪役は、武士二人、町人一人の三人組みが多いが、今回武士一人町人二人の三人組。その他子分どもがいたりして多対多の戦い。2012/06/03
犀門
0
#216★★★☆☆これも未読シリーズ!。第1巻〜11巻を図書館で探さねば!。2015/11/06
OHモリ
0
●秘剣「死突き」なんて聞くと「お!なんだ?なんだ?」とそそられちゃうタチなんでしょうか。何か月も間は空いたけど闇の用心棒シリーズ2作目なのでだいたいの設定や登場人物は把握できてるので、「むむ!何だか同じようなパターンだけど」と思いつつも安心して読み飛ばせるし、主人公側の剣の技も決して完ぺきな強さはないが成長して乗り越えていくところが面白いんだと思います。佐伯さんの作品は圧倒的に主人公が強いので対照的、それはそれで痛快ですっきり感はあるけど・・・でも鳥羽亮もワンパターン? ●高橋セツ子さん文庫36冊目。アン2014/02/27
いえのぶ
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奉行所の裁きにかけられない悪人を暗殺する「地獄屋」。毎回敵役は必殺の技を持っている。今回の敵の技は「死突き」。長編だが、シンプルなストーリーで読みやすい。2013/08/27
ひさか
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前作の右京烈剣から半年後に発行されていますが、随分あいだがあいたように感じたのは、鳥羽さんが次から次に沢山の作品を発表されるからかも知れません。 今回の闇の用心棒も、面白い。平兵衛が良いです。 いつもの極楽屋のメンバーも良いです。2012/06/24