集英社文庫<br> 罪深き海辺 下

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集英社文庫
罪深き海辺 下

  • 著者名:大沢在昌【著】
  • 価格 ¥913(本体¥830)
  • 集英社(2023/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087444889

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内容説明

大地主の遺産相続人、干場(ほしば)を懐柔しようとする者や、排除しようとする者があとを絶たない。様々な思惑が交錯するなか、悪徳警官や大物弁護士らの不審な死が立て続けに起こる。暴力団の抗争は激化し、進出企業の陰謀が露見。干場の存在を巡って、潜んでいた毒虫たちが動き出す。本当の悪は一体誰なのか。定年間際の刑事、安河内は命を懸けて真相解明に挑む。緊迫の長編サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

57
干場功一が山岬市を訪れて数日間のうちに悪徳刑事、ホテル従業員、地元有力者が不審な死を遂げる。老刑事安河内によれば、9年前に起きていまも未解決の功一の祖母が犠牲になった強盗殺人や、6年前の“殿さま”の急死も、先の不審死に繋がるのではないかという。さらに「功一がこの町にきたことで、今さら誰もひっくり返さないと思っていた石がひっくり返った。とたんに、その下にかくれておった毒虫が動き出した」という混乱のなかで、この老刑事が見せる刑事魂がなかなか良かった。2025/06/25

神太郎

23
上巻でメインを張った干場が一旦山岬から退場し、老刑事、安さんが捜査をすすめる。上巻で散りばめられたあれやこれやが次第に一本の線となる。会話劇で進むためだろうか、非常にサクサクと読み進めることができてしまった。ラストは駆け足のようだが、わりかしキレイに着地した。エンタメ小説としてクオリティが高く満足です!2023/10/04

terukravitz

5
★★★☆☆2024/01/23

Panja Morimoto

4
ともかく主人公が魅力的。下巻を読み始める前に読んだ表4のあらすじに上巻の終わりではまだ起きてない事実を書くのは反則では!? ま、大したことじゃないですけど。 読後感爽快。久々に「おもしろかった!」と素直に言える作品でした。2024/05/15

都人

4
上・下併せて800pを超える長編。巻末で書評家は大沢版西部劇と評しているが。2023/10/06

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