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内容説明
同居を始めて数ヶ月、職場での出来事を報告しあったり、休日に一緒に出かけたり、二人の生活は穏やかに続く。でも、心の内が同じとは限らない。自分たちの関係に説明がつかず、悩みを燻らせる有田。一方の武田は屈託のない日々を過ごしていたが、幼馴染である比奈子の言葉で思いがけないことに気づく――。友人とも、恋人とも、家族とも違う少し変わった同居譚、待望の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フキノトウ
15
おじさんがいない喪失感がじわじわと来る。お話は所々難しく?となりますが、空気感が好き。2024/04/04
耳クソ
12
pixivに公開されている同人版の展開がある種の落としどころとしてもとても好みなのだがそれと同じような話になるとは思えない。落としどころなどなくとも、「説明」などなくともいいという超然とした態度を私は支持するが、その場合武田の教師としての方針と背反するかもしれない、超然ともせず妥協もしない煙たさは、どこからともなく漂いながらまとわりつくシャボン玉に似ているが、その発生源に武田と有田がいればいい。2023/03/17
山崎にう
6
購入。タイトルの”煙たい”の意味は武田が周囲からなんとな~く「煙たがれている」から?と思ってしまった2巻。悪い人ではないし、言っていることには時々気づかされる点があるし、仕事は普通だし気遣いもできる。でも本人が主張を押し通そうとしないで「自分が納得できれば(してれば)いいや」という態度だから、誰も武田と共闘も対立もできない。あいつはひとりがいいみたいだからほっとけ、みたいな。そんな武田に比奈子さんみたいな人がいるのはありがたいことですね。有田は逆にモヤモヤが続くタイプだから、武田と友人になれたのかしら。2023/03/21
せの
4
なんでもない日にケーキを食べたり寿司を食べたりする、助けが必要かもしれない人が気になってしょうがなくてつい手を差し出してしまう、『自分が』『そうしたいから』ついその希望に沿った行動をする。その延長線上に、一緒にいて居心地のいい知人と毎日顔を合わせたい、それならいっそ生活を共にしてみたい、がある? 武田の欲は、善行でも畢竟ある意味押し付けだ、ということがやんわりと描かれていて、武田の描き方が面白くて好きだ。言葉にできない関係を描いてるからか、武田がどんな人かもうまく言葉にできない。2023/03/25
伽羅
2
何か大きな事件が起こるわけでもなく、淡々と進むのがいい。主役のふたりにはそんなにモノローグがないので、何を考えているのか、他の登場人物と同じように彼等の言動・ふるまいから考えていく必要があるのが面白い。2023/03/26