内容説明
弟子シーウェルに別れを告げてから数年後。
10歳になったクラウディアと13歳になったノアは、呪いの調査のため、伝説の魔女『アーデルハイト』によって海の中に建設されたラーシュノイル魔法学院へ短期入学することに。
目的は『船を攫う歌』による客船の沈没や失踪事件の解明。
その学院でクラウディアは、いつも放課後に歌を歌っているという八年生のフィオリーナと出会う。彼女は自身も『お姫さま』であると名乗り……？ さらにフィオリーナにはラウレッタという妹がおり、魔力量は多いものの魔法の制御に難があるため、初級クラスにいるという情報を得る。
調査の鍵になるとにらんだクラウディアは、わざと魔力鑑定で失敗することで初級クラスに所属し、ラウレッタと接触を図ることに……!?
そして、ノアの故国であるレミルシア国の王太子・ジークハルトも学院に所属しているようで――。
伝説の魔女と黒髪従僕が織りなすファンタジー、第３幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
18
★★★★☆それぞれ10歳と13歳になったクラウディアとノア。連続する船舶の遭難事件を調査すべく、前世の自分が創立した魔法を学ぶ学校へ短期入学することになるという3巻。正直、2巻では急に別の国に飛んだので、作品の方向性がよくわからなかったのだが、世界中にばら撒かれた呪具にまつわると思われる事件を解決していくという方針が示されたことや、ノア以外にもクラウディアに執着する人物が現れたりと、長期シリーズとして面白くなっていきそうな要素をがでてきたことはポイント高い。2023/02/26
霖 - rin -
8
Kindle…3分の1くらいなろうでリアルタイムで追ってて、途中からそのまま未読で溜めてた話だったので、新鮮な気持ちで読了。ここまでは、生まれ変わった世界でどう過ごしてどんな出会いがって感じだったけど、少し風向きがここで変わってきた印象。ジークハルトが今後どんな場面で登場するのか楽しみ。2024/01/17
尚侍
6
面白かった。力のある作者が描いているので安定して面白いですね。ただその一方で安定感がありすぎる面があり、素性を隠した王女様が世直し（？）を行うという物語の展開も相まって、なんだか水戸黄門を見ているような気持ちになりました。もちろん水戸黄門は面白いし好きなんですが、ある程度先が読めてしまうというきらいがどうしてもあるので、物語の面白さとは別に個人的にはここまででいいかなという感じでした。2023/03/16
bulbul
3
人畜無害な子供を演じる元最強魔女クラウディア。空回ってそうな演技がクセになる。本編は謎解き犯人探しのミステリー風。落ちこぼれ少女ラウレッタとの魔法遊びが暖かく、後の別れが切なかった。2023/02/28
香織
1
安定的に面白いのです。 ただ、1巻から常々思っていることなのですがイラストレーターさんの絵柄が内容とミスマッチしている気がします。2023/03/19
