内容説明
産業と技術の進展によってユートピアは訪れるのか.初期社会主義者の忘れられた側面を救出する「サン=シモン,鉄道」「フーリエ」,商品生産や価値理論から労働の意味を考察する「マルクス」,新たな技術による文化的変容を論じる「写真」,革命や蜂起の諸相を拾う「社会運動」などの項目を収録.断片の伝えるベンヤミンの世界.(全五冊)
目次
凡 例
覚え書および資料
U:サン= シモン,鉄道
V:陰謀,同業職人組合
W:フーリエ
X:マルクス
Y:写 真
Z:人形,からくり
a:社会運動
解説……………塚原 史
【『パサージュ論』全巻構成】
◇パサージュ論 第1巻
概 要[Expos s]
パリ――一九世紀の首都[ドイツ語草稿]
パリ――一九世紀の首都[フランス語草稿]
覚え書および資料
A:パサージュ,流行品店,流行品店店員
B:モード
C:太古のパリ,カタコンベ,取り壊し,パリの没落
D:倦怠,永遠回帰
E:オースマン式都市改造,バリケードの闘い
F:鉄骨建築
G:博覧会,広告,グランヴィル
◇パサージュ論 第2巻
H:蒐集家
I:室内,痕跡
J:ボードレール
◇パサージュ論 第3巻
K:夢の街と夢の家,未来の夢,人間学的ニヒリズム,ユング
L:夢の家,博物館(美術館),噴水のあるホール
M:遊歩者
N:認識論に関して,進歩の理論
O:売春,賭博
P:パリの街路
Q:パノラマ
R:鏡
S:絵画,ユーゲントシュティール,新しさ
T:さまざまな照明
◇パサージュ論 第4巻
U:サン=シモン,鉄道
V:陰謀,同業職人組合
W:フーリエ
X:マルクス
Y:写真
Z:人形,からくり
a:社会運動
◇パサージュ論 第5巻
b:ドーミエ
d:文学史,ユゴー
g:株式市場,経済史
i:複製技術,リトグラフ
k:コミューン
l:セーヌ河,最古のパリ
m:無為
p:人間学的唯物論,宗派の歴史
r:理工科学校 初期の草稿
土星の輪あるいは鉄骨建築
『パサージュ論』に関連する書簡
感想・レビュー
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ころこ
壱萬弐仟縁
ターさん