内容説明
年齢不詳の探偵・濱地健三郎には、鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。新宿にある彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の強面刑事も秘かに足を運ぶほどだ。助手の志摩ユリエは、得技を活かして、探偵が視たモノの特徴を絵に描きとめていく―。郊外で猫と2人暮らしをしていた姉の失踪の謎と、弟が見た奇妙な光景が意外な形でつながる(「姉は何処」)。資産家が溺死した事件の犯人は、若き妻か、懐具合が悪い弟か?人間の哀しい性が炙り出される(「浴槽の花婿」)など、驚きと謀みに満ちた7篇を収録。ミステリの名手が、満を持して生み出した名探偵。待望のシリーズ、第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
大阪魂
51
心霊探偵・濱地健三郎シリーズ第2弾!7編の短編集!「姉は何処」みたいに探偵ミステリーもんもあるんやけど、「だんだんお家が遠くなる」「ミステリー研究会の幽霊」「それは叫ぶ」みたいなゴーストハンターもんが多いかなー!とにかく幽霊がでてきて困ったことあっても濱地さんに依頼さえしたら安心感抜群、どんな事件もちゃんとカタつけてくれるんが爽快!ただ相棒の志摩ユリエのキャラがまだボヤッとしてて探偵アリスのアリスみたいな存在感ないんがイマイチかな…最後の「それは叫ぶ」でだいぶ活躍するよーになってきたから次が楽しみ!!2024/12/21
mihya
46
心霊探偵・濱地健三郎シリーズ2冊目。前巻とテイストは同じだが、こちらの方がピンときた。探偵らしさも一段と出ている気がする。 「幻坂」に出てきた濱地を忘れていたんだが、「饒舌な依頼人」を読んでいたら思い出した。あれが濱地だったか。 「饒舌な依頼人」「ミステリー研究会の幽霊」が好み。2024/09/12
ピース
42
「ミステリー研究会の幽霊」が印象に残った。似たような話は聞いたことはあるが、それでも部員達の優しさに感動する。本当は所君はちゃんと成仏するのが一番いいんだけどね。2025/03/20
maxseki
25
シリーズ2作目。相変わらず濱地健三郎があっさり事件解決してしまうものの、そこまでの過程が面白い。意外な解決となる「姉は何処」、得体の知れない怖さを感じる「それは叫ぶ」、幽体離脱がエスカレートしていく「お家がだんだん遠くなる」など。どの話にも惹きこまれた。2024/01/07
ぶんぶん
23
【図書館】濱地健三郎シリーズ、第2弾! 怪異とミステリー、相容れない二つの世界の境界線に佇む何か・・・ハッとする推理で解決するかと思えるが、言うに言われぬ現象をこの世の物として示唆する。 心霊探偵、言われてみれば、その通りだ。 このあやふやな世界にドップリ浸かってしまったようだ、続編も有る様なので「図書館」に予約した。 怪異とミステリー、止められない・・・ 2024/10/20
-
- 電子書籍
- 生贄姫は吸血公爵の渇きを甘く満たす【タ…
-
- 電子書籍
- 角交換四間飛車で勝つための24の心得
-
- 電子書籍
- GRAND SLAM 13 ヤングジャ…
-
- 電子書籍
- GRAND SLAM 2 ヤングジャン…
-
- 電子書籍
- フルーツバスケット 10巻 花とゆめコ…




