かざることば（Ａ）

著者名：五味太郎

偕成社（2023/01発売）

• ISBN：9784033430300

内容説明

物の形やありさまをあらわす言葉・形容詞を256語を収録。さまざまな生活の中で見かけるようすや、心の動きをとりあげました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヴェネツィア]

五味太郎の監修・製作。タイトル通りに言葉の図鑑。今回は形容詞をはじめとした連体修飾語を扱っている。総数は16×16＝256語を集める。絵の描き分け、とりわけ表情の多彩さを表現するにはそれ相応の工夫と、才覚とが必要だろう。どのページも、升目に並んでいる絵を大いに楽しめる。読み聞かせの後は、子どもたちと形容詞ごっこ（表情を作る）ができそうだ。

2024/08/17

[Hideto-S@仮想書店 月舟書房]

全10巻からなる五味太郎さんの『言葉図鑑』は、ボキャブラリーや表現力を身につけるには最適なシリーズだと思います。『かざることば』とは、形容詞と形容動詞のこと。この本では256の形容詞をカラフルでユーモラスなイラストで紹介。『どんなおかあさん？』 くわしい・やさしい・あわただしい・てばやい・みみざとい・とげとげしい……and more♪ これに比べて『おとうさん』がみすぼらしい・ひもじい・くさい・たよりない……とネガティブに飾られているのが「せつない」（笑）。絵の力だけで意味が伝わるのもすごいと思います。

2015/10/10

[y.ookura]

４歳。このシリーズは、言葉をその働きごとに分けて、１巻ずつまとめたものになっています。この「かざることば（A）」は形容詞。「〇〇（形容詞）な何とか。」というように、２５６の表現がその言葉の様子を表す絵とともに載っています。「さもしい」や「おもはゆい」など、初めて耳にしたものは「どういう意味？」と聞かれました。

2016/05/12

[ヒラ[e-mail]]

クイズにしたら、答が出そうにない絵がはめ込まれていて、五味さんならではのパネル式の形容詞絵本です。 食べ物のようないくらでも形容詞が浮かんでくるものはイントロとして、「ぼうし」や「さめ」や「わに」でいくつ形容詞が出せるかゲームにしても楽しいなと思いました。 形容詞のヒント集のような絵本です。

2015/12/11

[読み人知らず]

かざる言葉編Ａ。形容詞ですね。相変わらず色んな言葉があった。コアラも色んなコアラになるものです。絵がかわいい。

2009/11/15