時代小説文庫<br> しあわせ大根 一膳めし屋丸九(五)

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時代小説文庫
しあわせ大根 一膳めし屋丸九(五)

  • 著者名:中島久枝【著者】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 角川春樹事務所(2023/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758444019

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内容説明

大晦日。丸九のおかみ・お高を、想い人で、亡き父・九蔵が板長を務めた料亭英の跡取り・作太郎が訪ねてくる。贔屓の客用のおせち重のうち、煮しめの段の中身が消えてしまったのだという。作太郎は、九蔵の味を継ぐお高に、代わりの煮しめを作ってほしいと頭を下げる。でしゃばるようなことはしたくないとお高は尻込みするが──。だしがたっぷり沁み込んだ風呂吹き大根、酢醤油でいただく蟹鍋煮、ほっと温まるあずきの汁粉……。人々の日々を支える一膳めし屋と、高級料亭の矜持がぶつかって、なにやら波乱の予感!? シリーズ第五作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

173
ちょっと波乱な展開。まあ、なるようになったけど、英(はなぶさ)はなんとかならなかったのかなと思う。店の経営は難しいね。経営がわからなくても作太郎がいればモチベーションが上がって立て直せたかも。作太郎、ウジウジというか煮え切らない態度にイライラする。このままじゃ中途半端な人間になってしまいそう。お高は草介の方がお似合いだと思うけど、さてさて恋の行方はどうなることやら。いろいろあったけど、丸九の料理は背伸びしない料理でいいあ。これぞ“THE・定食”だね。お汁粉、食べたいな。2021/05/01

おしゃべりメガネ

90
シリーズ第5弾。ここまでくると予想もつき、ある程度わかってはいつつもやっぱりどうしても「作太郎」にイライラしてしまう自分がいます。過去からの事情だなんだとわからなくはないのですが、さすがに子供じゃないんだからいい加減、自分の立場、立ち位置をわきまえてほしいと思うのは読む側の単なるワガママなんでしょうかね。そんなウジウジ&ふらふらとしている彼によくもまあ「お高」さんも付き合うなと。ま、ある意味似た者同士の二人だからこそなんでしょうね。本シリーズ、誰が一番まともかって女中の「お栄」さんにしか思えないですね。2024/12/15

タイ子

85
シリーズ第5弾。一膳飯屋の丸久の年の瀬から年始にかけてのお話です。丸久のおかみ・お高の好きな人作太郎は料亭英の跡取り。おりょうという許婚が店を切り盛りしているが、最近どうやら料亭の雲行きが怪しくなっている。その料亭で作られたおせち料理の中身が消えた。何らかの意図で起こった出来事には理由があった。料亭を継ぐ気のない作太郎の意思と許婚と言われてきたおりょうの気持ち。それを眺めるしかないお高の恋心。あー、じれったいぞ。作太郎よ、ハッキリしろ!でも、ほかほかの炊きたてご飯は相変わらず美味しそう。2021/05/02

はにこ

43
作太郎の実家、英に不穏な雰囲気が。そもそも作太郎がしっかりしないのがいけない気がするんだが。。お高はどこが好きなんだろう。。許嫁がいても好きでいられるのもある意味すごいな。おりきもだけど、駄目男が好きだねぇ。お近も相変わらずだし。。でもまぁ、良いトリオよね。2021/08/14

優希

41
一膳飯には人を幸せにする力があるのだと思いました。2022/08/03

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