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内容説明
わたしたちのまわりには、森林のおくりものがいっぱいあります。本も、ノートも、鉛筆も、みんな森林のおくりものです。それだけではありません。わたしたちが呼吸する酸素は、だれが作ったのでしょう? これも、緑色の植物が、長い年月をかけて作ってくれたものなのです。
水道の蛇口から流れる水も、森林からのおくりものです。
降った雨が森林の土にすいこまれ、地下にしみこんで地下水となり、ゆっくりゆっくりわきだして、流れでたものが、川の水なのです。
森は人間を支えてくれています。そのうえ、森の土の栄養が、海に流れ込んで、魚を育ててもくれているのです。森林は、自然を支えてもいるのです。森林のさまざまな働きを知れば知るほど、その大切さがわかります。
ロングセラーノンフィクション、「生きている」シリーズの新装版第3弾。自然や、人間の見え方がきっと変わる、小中学生から大人まで、必読の1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。
14
《私-図書館》森の偉大さや大切さが、わかった。2017/11/07
羊山羊
11
小学生に読ませて終わるシリーズにしてはいけない。山・土・人がどれだけ密接に結びついて営み続けてきたかを鋭く、優しく説く1冊。人間による水防林への不断の努力の紹介にはショックを受けた。海岸線を見る目がまるで変わってしまう。私たちは自然から逃げるか、それを利用するのみで、今までの全てを共に生きる精神を喪いつつある。それがとどのつまりは海の生態系までも破壊してしまっているのだ。逆に自然のあるがままに任せきりでも、自然は応えてくれない。共に生きることを忘れるなと警鐘する1冊。2019/12/14
けいこん
11
「川は生きている」と重複部分多いな。とても大事な本であることは確かで、子供だけでなく大人も一度は読むべき本だと思います。平野が少なく人が密集して暮らしているので、国土が狭く感じる。と小学校で習いましたが、森林の価値についてはしっかりと教わった記憶がない。日本は国土の7割の森林を所持している稀有な国であること、森林こそが陸の命の源であり、文明の源であり、海の恵みの源でもある。そのありがたさと、それを維持していくことの大切さ、維持管理してきた山の人への感謝を説く本でした。2019/06/25
花々
7
小学生の社会の教科書のような本でした。子供にも分かりやすいように書いて あるため読みやすく、内容もとても興味を惹かれどんどん読めた。2013/09/06
おはなし会 芽ぶっく
4
27年度6年生教科書掲載(参考) 『司書と先生がつくる学校図書館』より5年生向け。2015/06/19