- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
水道のじゃ口をひねるとき、あなたは、その水が、どこから運ばれてくるか、考えたことがありますか?
人間は、川の恵みを利用してきました。川からくんだ水を飲み、水田を作り、船で移動したり荷物を運んだりしてきました。もう一方で人間は、川との戦いを続けてきました。大雨に対しては、土手を築いたり土のうをつんだりしてそなえました。
やがて人々は、洪水をさけるため、コンクリートの堤防を作り、上流にダムを作るようになりました。ところが、洪水はなくならないのです……。なぜでしょうか?
世界のなかでも、急流として知られる日本の川。
自然と人間の間にはどのような歴史があるのでしょうか?
そして、川と、これからどのように付き合っていくのがよいのでしょうか。
サンケイ児童出版文化賞を受賞した、ロングセラー作品を新装版で。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
38
当たり前にあると思っていた川ですが、実は当たり前でない事が分かる内容でした。水はどこからやってくるのか、自然と人間の関わりや、雄大な水の旅が記されていて引き込まれました。水の原点は土にあり、その土の唯一の形成者が森林である事が分かり、また、日本の国土の7割が森林という事ですが、それが自分が思っている以上に、重要な役割を担っている事がよく分かりました。緑と水の豊かな日本ですが、当たり前にあるのではなく、日本での今までの歴史の中で、人々が上手に川と付き合ってきたので今があるのがよく分かりました。2017/10/03
もとむ
29
川を、あるいは自然を守る環境問題の本かと思いきや、決してそれだけではなかった。川とうまく付き合っていかないと、海、森、土、山…これらすべての自然とはうまく付き合えない。なぜならすべては繋がって、連鎖しているのだから。日本の国土の7割は森林で、なおかつこれだけたくさんの川に恵まれているのに、その素晴らしい恩恵をまったくわかっていなかった…我ながらショック💦川や山、あるいは街のゴミ拾いも大事にしたいけど、森林や田畑で働く人達、第一次産業の大切さを、本書で改めて学ばせて頂いた。まずは水から大事に使いたい。2025/09/29
ツキノ
17
初版1984年新装版2012年発行。人と川とのかかわりの歴史、変化。水に対する考え方が変わる。森林は凄いのだ、なんてことも改めて思う。【55】2023/05/01
星落秋風五丈原
17
学校の読書感想文の課題本。あの頃はぴんと来なかったが今水害が起きているのを見て思い出した。ただただダムを作れではなかった。1985/04/04
糜竺(びじく)
12
再読。2021/08/31
-
- 電子書籍
- 線路沿い街歩き 小川真二郎作品集
-
- 電子書籍
- それでも夫婦は嘘をつく~見せかけ夫婦の…
-
- 電子書籍
- 人間の器 幻冬舎新書
-
- 電子書籍
- 夏目アラタの結婚【単話】(17) ビッ…
-
- 電子書籍
- 昆虫のふしぎ(2) 昆虫のサバイバル大…