内容説明
「幼少期に親から『何やってもダメね』『どうして迷惑ばかりかけるの!』などと否定されて育ち、成人した今も自分に自信が持てない」「親の顔色を伺い、ずっと親の指示に従ってきた」「高齢の母親が自分にベッタリ頼ってきて重い」「親の立場になったものの、自分が毒親になってしまわないかと不安」……など、大人になってからも親との関係に悩んでいる子どもは少なくありません。
本書では、今までに4万人の悩みを解決してきた「大人の親子関係相談」に特化したカウンセリングのプロが、相談事例のなかでもよくあるエピソードを挙げながら、親との間に「境界線」を引くことの大切さ、境界線の具体的な引き方、自分の人生の歩み方、心のケアの仕方などを詳しく解説。
親との苦しい関係を終わらせ、自分の人生を生きる方法がきっと見つかります!
目次
第1章 「親との関係」に悩んでいるのはあなただけじゃない
第2章 子どもを支配し続ける親の心理
第3章 親子関係に「境界線」が必要な理由
第4章 大人の親子関係相談いろいろ
第5章 親と距離をとる方法と注意点
第6章 自分の人生を前向きに生きていくために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
39
年始に実家で大変つらい思いをしました。私への揶揄はいつものことですが、夫にまで酷い叱責があり、たった一泊の滞在に疲労困憊したあげく夫とまで口論になってしまいました。私が謝ることですら彼を傷つけてしまい、元の関係に戻るまで数日かかりました。私なりに整理をしたつもりでしたが、ふと図書館の本棚から優しい色の背表紙とタイトルが目につき手に取り…今まで読んだ関連本では解けなかった呪縛がほぐれた気がします。ああ、私はここに苦しんでいたんだ…と気づかせてくれたこと、本当に感謝です。2024/02/27
香菜子(かなこ・Kanako)
15
嫌いな親との離れ方。川島崇照先生の著書。嫌いな親との離れたくても離れらない。それって嫌いじゃないと思う。本当に心底嫌いで軽蔑しているなら離れればいいだけ。離れるのは簡単なこと。離れてもう一度近づくことがもっと難しいこと。2025/04/20
まなみ
7
客観視に役立った。親との境界線を引くこと、頑張りたい。2024/05/31
サクラ
7
親との関係に悩み数え切れない程の本を読んできましたが、この本程すっと入って、道を指し示してくれた本は無かったです。どうしたらいいかのプロセスも明快。親子関係に悩む人必読だと思います(重度の悩みに限るかもだけど)。自由に生きる…当たり前に見えて当たり前じゃない。自分でももがいたうえで読んだから余計救われるかも。読めて本当に有難かったです。2024/01/31
あゆお
7
こういう類の本に書いてあることは大体同じだとわかっているのに、つい手に取ってしまう。まだ私自身親への執着が続いているということだと思う。「許す」ではなく「赦す」を、意識していきたいし、相手が親だから距離を取ることに罪悪感があるけれど、もし他人だとしたら絶対に関わりたくないと思うこと(笑)これが本心なんだと少しずつ理解していきたい。わかったつもり…にならずに少しずつ受け入れよう。2023/02/13
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