内容説明
全6巻で中学・高校の全範囲をあつかいながら,大学数学の入り口まで独習できるように構成.深く豊かな内容を,自由にのびのびと,一貫した流れで解説する.第1巻は自然数・整数・有理数や無理数・実数などの諸性質,式の計算,方程式の解き方など,初等数学における基本的なことがらを取り上げる.定評あるロングセラーの新装版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
まえがき
第1章 数学はここから始まる 数
1.1 実数の分類
1.2 実数の演算と大小
1.3 整数
1.4 平方根を含む式の計算
第2章 文字と記号の活躍 式の計算
2.1 整式
2.2 因数分解
2.3 整式の除法と分数式
第3章 数学の威力を発揮する 方程式
3.1 方程式とその解法
3.2 2次方程式と複素数
3.3 高次方程式
3.4 連立方程式
3.5 等式の証明
第4章 大小関係をみる 不等式
4.1 不等式の基本性質
4.2 不等式の解法
4.3 不等式の証明
4.4 集合・命題・条件
解答
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
27
読み物としても実際に数学の問題を解くための演習も含めバランスの取れた良書。独学で数学を趣味で楽しむには向いている。とは言え本当の初学者にはこれだけで理解をするのは難しいとは思う。というのも今は初学者向けにもっとかみ砕いたとっかかりの参考書、問題集が充実しているから。ただ少なくとも高校数学、数学ⅢCまでをある程度の水準まで高めてからこれを6巻揃えて本棚に収めるのはクールだと思う。デザイン、構成も落ち着いていて好み。★★★☆☆2023/08/11
しんすけ
16
ひさしぶりに気楽な気分で数学書を読んでいる。寝転んでい読める数学本と云っても良い。 範囲が中・高校数学ということもあるが、厳密性に拘らず何時の間にか厳密な世界に導いてる筆さばきが快良い。 優しい詞で書かれた数学書は掃いて捨てるほどあるが、数学を優(易)しく語った本は数えるほどしかない。 掃いて捨てるグループの本が数学嫌いを増殖させていることも周知の事実である。2019/08/30
まろにしも
8
少し面倒だったけど、著者に励まされて、計算問題も一つ一つ解いた。このように優しく丁寧に語りかけられると、ちょっとしたスキ間時間に読もう、という気持ちになる。2025/07/15
ryoko
3
Twitterで数学の人が推奨していたので読んでみて、「学び直し」にはぴったりな内容と構成だと思った。中学〜高校の数学を再構成し一貫した視点で解説、例題も練習問題も山ほどあり、中には手強いものもあるが、「解法のテクニック」的でないのが楽しい。高校までは数学好きだった、という人(私とか)にはぴったりくる。逆に数学苦手意識のある人にとってはどうなのかなあとは思う。疲れてくるとつまらない計算ミスが増えるのは歳とった証拠だなあと思いつつ2巻3巻へ進んでいます。2021/06/30
あゆたろう
1
数年前に読んだが、また読んだ。数学はしばらく勉強していないと忘れる。自分は、大学数学の先に進みたいが、いつまでも、高校数学から抜け出せない。2022/09/01