乾と巽―ザバイカル戦記―(8)

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

乾と巽―ザバイカル戦記―(8)

  • 著者名:安彦良和【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 講談社(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065296592

ファイル: /

内容説明

安彦良和、入魂の歴史巨編!!『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが「最後の長編」と銘打ち挑むのは「ロシア革命と日本」! 大正時代、「シベリア出兵」によりロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽の物語。
 1919年春。日本軍のシベリア出兵は泥沼の様相を呈し始めた。そんな中、コルチャークを中心とした反革命軍はモスクワを目指し大攻勢をかける。乾も砲兵大隊長としてウラル戦線に参加するが、そこで男嫌いの女傑、戦車長ナージャと出会う。
 一方巽は、恋人ミーシャを失ったエヴゲーニャを訪ね、人のために生きるという彼女の未来を祝福する。
 ロシア内戦はいよいよその激しさを増す。乾と巽、「小さき者たち」の目線で描かれる日本と戦争、第8巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

25
シベリア出兵史としての『乾と巽』。男くさい戦場の中で、女性達の姿がひときわ印象的だ。今巻で言えば、戦車小隊のカーメネヴァ、通称ナージャ中尉だろう。バタリオンの生き残りという背景を持つ彼女の、その繊細さと大胆さを兼ね備えた複雑な人物像は、強烈な存在感を放っている。戦争において、弱い立場になりがちな女性というステレオタイプの展開を覆すキャラクターの登場は、安彦良和の強い意志の表れだ。2023/03/02

月をみるもの

8
ここで赤軍負けてたら、その後の世界史どうなってたんだろうか??2022/11/23

毎日が日曜日

7
★★★+2022/11/27

hirokazu

4
シベリア出兵が始まってまだ10ヶ月。ロシア内の勢力争いは泥沼化。出兵した各国(日本含む)の思惑もはずれ、足並みもバラバラ。かと言って撤兵もできず…。何らかの果実を得るか、あるいは撤退の理由が無い限り、ウクライナでの戦争状態を維持するしかない現在のロシアも似たようなものなのか。2022/11/30

KDS

4
シベリア出兵とロシア革命を主軸に描かれた本作もはや第八巻。日清戦争、日露戦争を経てこの第一次世界大戦、そして日中戦争から太平洋戦争まで戦争続きのこの時代。学校での歴史の授業では近代史にあたるこのあたりの事案は、サラッと流されるような感じで通りすぎたようなところがあって、馴染みが薄く詳しいことはさっぱり理解できていない。詳しくやるのはせいぜいが明治維新あたりまで。その後何年にこれがあって何年にそれがあってみたいなとこからいきなり第二次世界大戦末期までとんだような授業だった気がするんだけど。今はどうなんだろ?2022/11/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20380283
  • ご注意事項