乾と巽―ザバイカル戦記―(7)

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader

乾と巽―ザバイカル戦記―(7)

  • 著者名:安彦良和【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 講談社(2022/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065277676

ファイル: /

内容説明

安彦良和、入魂の歴史巨編!!『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが「最後の長編」と銘打ち挑むのは「ロシア革命と日本」! 大正時代、「シベリア出兵」によりロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽の物語。
 日本軍がシベリアに出兵して半年余り。乾はセミョーノフ軍の砲兵大隊長としてウラル戦線に参加することになったが、その前に一時期帰郷を認められる。一方、ロイターの契約記者となった巽は、反革命政府の首都・オムスクで本格的に活動を開始。乾と巽はそれぞれに新たな道を歩み始めた。
 その二人をかつて魅了した麗人・エヴゲーニャがトルヴェツキー商会の代表としてオムスクへ到着した。彼女の真の目的は想い人・ミーシャに会うこと。だが、反革命政府に協力する彼女と革命派のミーシャの再会は、望まぬ形で実現するのだった……!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

24
泥沼の様相を呈していく日本のシベリア出兵。パルチザンへの復讐心が冷酷な掃討作戦を導き、破壊と殺戮をもたらせる。結果、日本軍への激しい憎しみが戦場となった場所に芽生え、育っていく。それはまるで、ウクライナの現状の映し絵のようだ(連載時、ロシアによるウクライナ侵攻はまだ起こっていない)。立ち場を変え、歴史は繰り返す。あるいは、乾の部隊で風邪の症状を示す二等兵が現れる。いわゆる、スペイン風邪である。やはり、歴史は繰り返すのだ。2022/06/23

毎日が日曜日

6
★★★★2022/06/12

hirokazu

3
安彦歴史漫画としては「虹色のトロツキー」「天の血脈」の全8巻を抜いて最長になるのは確実のよう。「ボグダットの戦い」がこの作品の山場になるのではないかと予想しているんだが(乾が参戦し、巽が取材に行って邂逅するとか)もっと長くなるかな?2022/05/27

おりひら

2
時代や舞台もあるのだが、現在のあれこれとシンクロしてて、なんともはや。乾の方は、一段落した感じもするが、また戦地へか。無事帰れるといいのだが。一方、乾は・・・。大きなことに巻き込まれている感じだけど、乾自身が良く解らない人物なので、今後の展開で何を開示してくるのだろうか?無いかもしれないけど。2022/05/29

bittersweet symphony

2
武田惣角・植芝盛平の線と舞台のロシアの線が交わるところという事で確かにあり得ることではありますが、サンボに言及されているのはちょっと意外でしたね。とはいえストーリーラインは相変わらずの定型文だけの編成でなかなか辛い。2022/05/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19702043
  • ご注意事項

最近チェックした商品