内容説明
「活版印刷三日月堂」のほしおさなえが描く、ちょっぴりふしぎで、あたたかい物語。
「ルークとふしぎな歌」「わたしが、もうひとり?」の2作を収録。
ものに宿った魂=ものだまの声が聞こえる町、坂木町に引っ越してきた小学5年生の七子は、同級生・鳥羽の「ものだま探偵」を
手伝うことになった。
七子がふとしたときに口ずさんでいた、どこで聞いたのか覚えていない歌。
学校でも同じ歌を口ずさむ子がいるようだ。
もしかしたら、ものだまのせい?
鳥羽と七子は、「荒ぶっている」ものだまを捜しはじめた。
今回の事件は、鳥羽のライバル、律が持つ、ものだまの宿るチェスの駒・ルークが関係しているのかもしれない…。
「ルークとふしぎな歌」
七子はある日、自分と同じ服、同じ髪型の子を見かけた。ふりむいたその顔も、七子そっくり!
もしかしてドッペルゲンガー?
さらに、自分のそっくりさんを見たという人が何人も現れて…?
ふしぎなことが起こるのは、ものだまのしわざかも…。
「わたしが、もうひとり?」
胸があたたかくなる、ファンタジック・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
41
律が探偵団に入るのかな。3人でワイワイしながらの謎解きっていいなぁ(^^)2022/12/03
蕭白
8
いい雰囲気でした。2023/04/01
qoop
6
少女たちの小さな成長を書く好著。ものだまを付喪神の亜種と捉えるか、具象化されたイマジナリーフレンド(とすればPersonified Objectと呼ぶ方が適しているか)と捉えるか。主人公たちが自ら生活上の悩みを解決しよう(まさに探偵団!)と奮闘する物語の構造からすると、著者の意図は後者だと感じるが、どうだろう。2022/11/10
ニノちゃんが大好き
2
図書館で借りました。前作に引き続き、面白かったです。今回は七子も成長しましたね。律くんも変わったなーと思います。鳥羽は相変わらずですけどね。律くんと鳥羽のコンビが良いアクセントになってると感じました。次も楽しみです。2023/07/22
たけ
2
通勤電車の中で読了。面白かった、他の人の読評にもあって「なるほどな」って思ったのは、主人公の年齢を上げても良かった点。確かに小学校5年にしてはませてる。(笑)まー面白ければいいんですけどね。2023/06/08




