徳間文庫<br> ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で

個数:1
紙書籍版価格
¥902
  • 電子書籍
  • Reader

徳間文庫
ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で

  • 著者名:ほしおさなえ【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 徳間書店(2022/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198947378

ファイル: /

内容説明

「活版印刷三日月堂」のほしおさなえが描く、
ちょっぴりふしぎで、あたたかい物語。


小学校5年生の七子が両親と一緒に引っ越してきたのは、坂木町にある古い一戸建て。
夜中に、部屋でだれかが話している声が聞こえたり、ふしぎなことが起こったり…。
そんなある日、七子は、クラスメイトの鳥羽が、公園でひとりでしゃべっているのを見かけた。
そばにはだれもいないのに、男の糸の声も聞こえる。
話し相手は、なんとカサ立てのツボ。
この町では、ものに宿った魂=「ものだま」の声が聞こえるらしい…。
七子のまわりで起こるふしぎなできごとを、「ものだま探偵」桜井鳥羽が挑む!
表題作と「駅のふしぎな伝言板」の2話をおさめました。
心がほっこりあたたかくなると評判のほしおさなえによる、少女探偵物語です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

197
児童書ということで、主人公の設定が小学生だけど、主人公の年齢を上げてもいいのではないかとは思う。物に宿った魂(ものだま)の声を聞くことかできる鳥羽と七子。ものだまが怒りや悲しみだすと、怪異現象を引き起こす。その怪異現象を鳥羽が七子を助手にして、コナン君ばりに、怪異現象を解決していく。物でも、愛情があれば魂が宿るのかもしれないと信じたくなる。自分の物を、愛情を持って、大事に大事に使っていきたいと、そういう気持ちが改めて芽生える。同時に心が優しく温かくなれる作品かな。2022/06/16

へくとぱすかる

58
品物からの声を聞くことができる転校生の桐生七子が、同じ能力のある桜井鳥羽と、「ものだま」にまつわる謎を解いていく。「ふしぎな声のする町で」はシリーズの作品世界への導入。長いプロローグかな。「駅のふしぎな伝言板」は、少女探偵にふさわしい暗号もの。予備知識なしでは解けそうにないので、七子や鳥羽といっしょに解読を楽しんだ。短めとはいえ長編にふさわしい謎だと思う。ものの「魂」が生み出す、他に類似作のなさそうな物語。ほしおさんの作品には、生き物以外の声を聞くパターンが他にもあるので、その年少版といえるかもしれない。2022/06/15

ポチ

47
物に魂が宿る、ものだま。付喪神とは似て非なる妖なのかな。小学生が主人公の作品だが、内容は大人の作品。優しく温かく胸が締め付けられる、ほしおさんらしい作品。2022/05/06

Junichi Yamaguchi

28
『特別な思い』…  ファンタジーな児童書⁈ 物に宿る魂→ものだま。 今は減ったが、子供の頃は物に話しかけていた事を思い出す。 もしかしたら、僕の声に反応してくれていたかもしれない。 どんな言葉を発したのか⁈ いやぁ… 都合の良い返しを期待した言葉ばかりだったんだろうな。。2022/06/11

ちいこ

18
子供向けの作品を文庫化されたもの。物に宿った「ものだま」の声が聞こえる主人公たちが謎解きをするお話。駅の伝言板の最後に思わず涙でした。2022/05/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19504765
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす