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内容説明
「風の本゜」
今から320年前、元禄時代の栄華を享受していた江戸の町で庶民を震撼させる大事件が起こった。後の世に語り継がれる「忠臣蔵・赤穂事件」である。映画、演劇、歌舞伎、書物などで脚色を繰り返してきたが、その真実は日本人のDNAに深く根ざした「生き様」を原動力とした行動だったのだ。
第四弾は、忠臣蔵関連とされる事件や史実を徹底考察――<黒石の仇討ち><幕府裁定の虚実><土屋主税><吉良そば>などをキーワードに、『忠臣蔵』を解き明かしていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
24
陸軍中野学校で『忠臣蔵』を教本とし、「接触」「運営」「育成」をプログラミング化、それがのちの公安警察に活用された。「ひとつの行為の未来への影響は眼に見えるモノと見えざるモノのありィーー!(略)見えぬモノはココロの眼で見る他ナイ!」黒鉄ヒロシは、義士四十七士に対し脱盟者六十八人という比率から、忠義よりも不忠義が勝っていたとする解釈に対し、それでもそこには義があったとする。ゆえに『忠臣蔵』と言う物語は生き残り、芸術、風俗、習慣等々、あらゆるものに影響を与えたと説く。確かにそれは事実だろう。(つづく)2023/10/14