メディアワークス文庫<br> 新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう

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メディアワークス文庫
新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう

  • 著者名:高畑京一郎【著者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2022/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049146974

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内容説明

度重なるタイムリープ現象の解明に向けて動く和彦と翔香。そして徐々に明らかとなる、タイムリープ現象の輪郭。和彦の友人・関鷹志に協力を仰ぎ対策を練るも、導き出されたひとつの答えは、翔香にとって到底受け入れがたいものだった……。
 緻密に組み上げられた時間のパズル。最後のピースが嵌まるとき、運命の秒針が動き出す――。
 巻末には、ここでしか読めない作品の舞台裏を描いた新規書き下ろし「『タイム・リープ』の思い出」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

128
物質移動をともなわないので、パラドックスを回避できるという設定だが、厳密にはできないと思う。さて和彦の洞察によって、翔香のタイムリープの背後にひそんでいた謎が、ようやく姿を現わす。この作品の良いところは、和彦をケン・ソゴルのように卓越すぎる人物にしなかったこと。そこがリアルだし、彼に対して好感も持てる。あとがきがまたいい。再刊にあたって、読者ともども27年のタイムトラベル(リープではなく)をしてきたんだという、著者の思いがあふれている。構想だけに終わったという、翔香と和彦の登場する別の物語も読みたかった。2023/12/26

mariya926

118
この本は久々の掘り出し物でした。読んでいる間に続きが気になってドキドキしました。ちなみに犯人は分かりやすいと読友さんが教えてくれましたが、それよりもタイムトラベルを満喫する内容ですね。ただ階段から落ちるのはどこを打つか本当に危ないので、好きな人には絶対にさせられないです。恋愛的な要素もあったのでとても楽しめました。2024/06/07

モルク

115
女子高生翔香が目覚めると、月曜のはずが火曜日?前日の記憶がない。そしてまた…同級生の秀才若松に相談し、検討を重ねるとそのタイムリープにはある法則が。次第に彼女に起こったことを突き詰めていく。と、同時に近づいていく二人、ウフフ。最後はちょっときゅんきゅんした。それにしても新装版ならではの最後についていたあとがき、これがまたすごくいい!2023/08/13

サンゴ

105
久しぶりに読みましたが大満足です。2022/10/27

たか

60
シンプルなストーリーとライトノベル風の文体で、上下巻あるにも関わらず、サクサク読めて、あっという間に読了。 しかし、そのシンプルなストーリーとは逆に、タイムリープの構成はなかなかなもの。 一見、下巻はミステリに軸足をおいたストーリーになっているが、犯人はあっさり分かってしまい、少々物足りなく感じる。 実はそこはあまり重きを置いていない。 よく練られた構成と張り巡らされた伏線…。タイムリープの円環がきれいに閉じられるのが上手い。さすが、タイムリープものの金字塔と言われるだけのことはある。B+評価2024/03/11

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