内容説明
「諒くん相手に嘘ついてどうするの。ずっと一緒だったのに」
ついにやってきた学園祭。学校全体がお祭り気分に包まれるなか、諒のクラスは自主映画の完成を迎えていた。
主演を務めた姫奈は演劇部からの依頼で学園祭の演劇で舞台に立つことになり、着実に夢に向かって歩む。
そんな姫奈を応援する諒だったが、その傍らで自身が恋愛に対して不器用な原因に触れて……?
「後夜祭、グラウンドの中央で待っています」
「あのさ……後夜祭なんだけど――」
ヒロインたちの想いが爆発し、ついにそれぞれの恋路に変化が訪れる。
不器用な恋に進展の気配が近づく、幼馴染との甘い恋物語、第7弾。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
31
8巻(最終巻)まで一気読み、感想はまとめて8巻で書きます。2025/03/15
芳樹
30
いよいよ始まる学園祭。クラスの皆で作り上げた自主映画の評判も気になるけれど、一緒に踊れば恋人になれるという後夜祭を誰と過ごすのか。諒に好意を寄せる姫奈、藍そして静香がそれぞれのやり方で彼にアプローチする流れに、このラブコメの終わりが近づいていくのを感じました。そして、過去にかけられた呪いのような一言を振り切った諒が出した答えは随分遠回りしたものでしたが、あるべきところに落ち着いて安心致しました。諒を取り巻く人間関係がこれからどうなっていくのか。最終巻となる次回が楽しみです。2022/10/21
よっち
28
学園祭で学校全体がお祭り気分に包まれるなか、自主映画の完成を迎えていた諒のクラス。学園祭に向けてヒロインたちの想いが爆発し、ついにそれぞれの恋路に変化が訪れる第七弾。主演を務めた姫奈は演劇部からの依頼で学園祭の演劇で舞台に立つことになり、応援する姫奈の憧れの女優でもある彼女の母に、姫奈の演技を見てもらえないかコンタクトを取る諒。学園祭当日は静香・ヒメジ・姫奈たちのコスプレ姿があったり、それぞれと諒のエピソードも印象的でしたけど、恋愛に対して不器用だった原因を自覚した諒がようやく答えを出せてホッとしました。2022/10/14
真白優樹
13
遂に学園祭が始まる中、静香と藍が二人で諒に迫り、諒が己の根源を見直す今巻。―――揺れる思いの根源は、昔から変わらぬ一つの恋。 次巻、最終巻。という事もあり様々な関係に答えを付け、拾いそびれていたものを拾い集めていく今巻。それぞれの思いが巡る中で、諒が自分だけの答えを選び取る、ようやくの安心感がある巻である。やっと気付いた、選べた自分の思い。伸ばした手に重なる手。少しずつ、未熟だけれど歩き出す。果たして次巻の最終巻、そこで待っているのはどんな景色か。2人が辿り着く未来とは。 次巻も須らく期待であるべし。2022/10/17
rotti619
12
鈍感主人公が美女3人に言い寄られる話の第7巻。自主制作の映画が放映される文化祭の話が軸。他にみんなで遊園地に行ったり、文化祭で姫奈と藍がコスプレしたり、姫奈が演劇の助っ人に出たり、と盛りだくさんだが、諒の女性に踏み込めない問題、姫奈と母親である女優の芦原聡美との確執や、藍と諒の過去、静香と諒の関係という、この物語のメインテーマのほぼ全てに決着が付くようになっている。クライマックスの後夜祭で諒が出した結論はやっとか…という思いもひとしおだった。長い物語も次巻で完結。各ヒロインのその後の話がメインと思われる。2022/10/17