小学館文庫<br> まやかしうらない処 災い転じて福となせ

個数:1
紙書籍版価格
¥704
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

小学館文庫
まやかしうらない処 災い転じて福となせ

  • 著者名:山本巧次【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 小学館(2022/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094071894

ファイル: /

内容説明

贋金造りの黒幕に迫る! シリーズ第二弾!

本郷菊坂台にある「瑠璃堂」の女主人・千鶴の占いはよく当たると、少々高い見料ながら大評判だ。しかし実は千鶴に占いの才はない。その美貌で目くらましをしつつ、鋭い観察眼と推理力、さらには人の悪意を感じ取る第六感を駆使し、口八丁で丸め込んでいる。
ある日、千鶴が引越しに好い日を占った両替商から、贋の一分金や一朱金が流れているとの噂が立つ。引越しは凶だったのではないか、と因縁をつけられた千鶴は調査役の権次郎や執事の梅治と事態の調査に乗り出すことに。その頃、瑠璃堂にお蓮と名乗る婀娜っぽく美しい女がやってきた。開いている賭場について占って欲しいという。しかし彼女を見た権次郎の様子がおかしい。聞けば、お蓮はかつての権次郎の情婦で、十手召し上げの契機となった女だという。後日、再び瑠璃堂の近くに姿を見せたお蓮だったが、その翌日、斬り殺されているのが見つかった。逆上した権次郎は、敵を討つと言って出て行ってしまう。
千鶴たちは、江戸を飛び出し贋金造りの工房を突き止めるのだが……。暗躍する一味と、お蓮との関連は? 出会いと別れ、そして再会。人間ドラマと謎解き&アクション、最高潮のシリーズ第二弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

57
千鶴さんの家の復活までどれくらいかかるんだろう。ぼったくりっぽい占いでここまでどれくらいの金額を貯めたのか知りたい。いや、その前になぜ千鶴さんの店が潰れたのかを知りたい。勿論、スカッとする活劇は楽しいし、瑠璃堂の防犯のための仕掛けに唖然としたけれど…2022/10/14

fuku3

22
2022.12.15読了。シリーズ第2弾。本郷菊坂の瑠璃堂で占いを生業とする千鶴!実は全くの出鱈目だが千鶴の美貌や口八丁、鋭い観察眼でよく当たると評判となる!前回は小判の贋金だったが今回は一分金、一朱金の贋金が出回った!客としてどう見ても素人では無い艶かやなお蓮と云う女が開いてる賭場に付いて占って欲しいと!お蓮は権次郎と因縁がある様だ!千鶴達は贋金の調査に奔走するがお蓮が斬り殺されたり瑠璃堂に賊が押し込んだりの大騒動!敵は相当な大物か!勘定奉行の明楽飛騨守の仕業なのか⁉︎幕府が贋金⁉︎何ゆえ!2022/12/15

ごへいもち

20
そうねぇ、明るさと登場人物がひねくれてなくてイケメンと美女だったり、というのが良さかなぁ。表紙も好み2023/05/04

きょん

17
前作の小判に引き続き、一分金や一朱金という小額貨幣の贋金騒動が勃発し、調査に乗り出す瑠璃堂の面々。彼らの目的が千鶴の実家の再興と判明するが、潰された経緯が気になる所。2022/10/23

NAOAMI

14
天性の人たらし千鶴営む瑠璃堂のスゴイ仕掛けには驚いた戦うお堂なんて初めてだ。本線は初巻に続き贋金が小判未満のより広く流通する貨幣にも波及。江戸時代における金含有率による金融経済の話もフムフムしつつ事件のそもそもの目的ってなんだ?という憶測も。権次郎の惚れた女が犠牲になる意味が今一つ釈然としない中、感情に引っ張られることもなく、千鶴の話術が策略となって贋金拠点を包囲する流れはワクワク。駿河屋への占いが今一つ的中してなかったことにも掛けて「禍転じ」て回収した点、黒幕の関与がヤハリと納得させる〆など幕引き巧妙。2023/11/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20144635
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす