内容説明
帝国滅亡――。
サラエボ要塞での四カ国同盟との決戦のさなか、転移者の猛攻により、
壊滅的な打撃を受けたハイセルク帝国リグリア大隊。
転生者である帝国兵ウォルムは、敵軍の総攻撃により意識を失い、
苦楽を共にした分隊員の亡骸ごと、墓標と化した曲輪に埋没していた。
散った仲間への手向け、祖国への忠誠、仇敵への憎悪。
灯る激情は名実ともにウォルムの瞳を濁らせ、冥府の誘い火が内部より敵陣を蝕む。
攻勢前夜に《鬼火》によって多数の人員と物資を喪失した四カ国同盟は、
禁忌とされる魔領を焼き払い、人為的に魔物たちの大暴走を引き起こす。
繰り返される死守命令。混沌の坩堝と化した最前線に迫る魔物の大波。
そして長き眠りから目覚める”意思を持つ天災”――。
ハイセルク帝国の存亡を賭けた「防衛戦」が始まる。
「小説になろう」が誇る戦記譚、第2集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
21
救いが無い。皆んな死んで行った。2022/11/07
nas
2
面白い、こうなるのか。1巻読んだ時は戦記だけど戦記っていうか戦闘日記みたいな範疇でしか動けないんじゃと思ってたけど一気に戦記感出てきたな。3巻からまたどうするんだってのいうが楽しみだけど戦記に戻せるのかここから。容赦なく人が死んでいく系だけどわりとあっさり読めるのもいい、出てきてすぐ死ぬからっていうのも大きいんだろうけど2023/07/17
hadu//桃宮葉月
0
読了。開幕思い出話からの戦場描写は温度差がきっついなぁ。ウォルムさんの瞳を物理的にも精神的にも濁らすことに手は抜かない意気込みを感じますね、地獄かな？ "濁る瞳で何を願う２ ハイセルク戦記 (Kラノベブックス)"（トルトネン, 創－ｔａｒｏ 著） https://twitter.com/forestia_works/status/17193543089517282012023/10/31
takave
0
タイトル回収。結構やることやった気がするけどこれからの展開どうするんだろうか。2022/10/10
