講談社文庫<br> プライド 警官の宿命

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講談社文庫
プライド 警官の宿命

  • 著者名:濱嘉之【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 講談社(2022/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065293638

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内容説明

元公安警察の作家、濱嘉之の待望の新シリーズは、高卒ノンキャリの下剋上物語! 

時は’90年代。
田園調布管内の3つの駐在所には、一人ずつ息子がいた。
高卒で「実務能力ゼロ」の隆一、
要領よく生きてきた私大卒の清四郎、
子どもの頃から優秀で東大卒の和彦。
3人の幼馴染は警察の道に進み、
熾烈な訓練とそれぞれの人事双六に飛び込んでいく。
屈辱と栄光と友情の警察物語がいま始まる!

<文庫書下ろし>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

98
濱さんの新シリーズが開始されたようです。まるっきりエンターテイメントとして考えた方がいいと思います。3人の警察官の物語で、父親がみな同じ駐在所勤務で子供のころから同じ学年で剣道をやっていたという前提があります。その後一人は高校を出て警視庁へ、もう一人は私立大を出て警視庁へ、三人目は東大を出て警察庁へということでその後の出世街道などをきちんと詳しく説明してくれています。その三人が再び出会い、ということで物語は進みます。このような警察官ばかりでいたら世の中平和ですね。2022/09/22

kei302

66
高杉隆一、本城清四郎、大石和彦。三人の共通点は、田園調布管内の駐在所の息子であること。 幼なじみの3人の警官人生のスタートから始まり、その後の約20年間が当時の社会情勢とともに描かれる。警察の仕事で上を目指す三人の三者三様ぶり、こういう作品を好む人もいるのでしょうねえ。2022/09/21

ノンケ女医長

35
起伏は、やや控えめ。各警察官が、学校時代から経験を重ね、どういう警察人生を辿っていくのかを、まるでちょっとした解説書のように淡々と描いているような印象。警察組織にありがちな、職場や他所属との衝突は少ないし、緊迫感に包まれた事件事故が主というわけではない。組織を仔細に描いている点は強みで、安心して警察組織を小説で経験したいという読者を対象にしているのかも。ドロドロした感じが好みなので、私には合わなかった。2024/06/02

おいしゃん

29
幼馴染3人の、生い立ちから警視庁内での出世が描かれるので、いつもの濱作品以上に読み切るのにエネルギーが必要。3人とも順調に出世したが、彼らにとってはこれからがスタートなのだろう。シリーズになっていくだろうから追っていきたい。2022/09/30

海燕

19
公安の職歴を存分に活かした、著者ならではの作品。「青山望シリーズ」ではまって以降、いろいろ読んでいるが、これは新シリーズ。親がともに駐在さんという3人の幼馴染みが、大人になって警察の世界に入り、事件でそれぞれのセクションの立場から関与し、連携していく‥というまあありがちなストーリー。警察官になるまでの前半は、三者三様でおもしろく「これが濱さん?」というほど過去作品とは違って思えたが、後半はお決まりの異様に優秀な公安マンの会話が続き、やっぱり‥となった。でも今後もこの著者は読んでいきたい。2022/12/04

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