内容説明
夜鷹の真似事をしようとする美しい御家人の娘・朋世。
職を求め、江戸に来た四十前後の播州牢人・大野幸之進。
神田今川橋の口入屋“双六屋”を営む若旦那・伊之助のもとには、今日も「わけありの客」が難題を持ち込んで…。
書下し人情時代長篇第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyaboko
3
今回は本当に若旦那倒れるんじゃないかというくらい、次から次へとやっかいごとが圧し掛かり、読んでるこっちまでハラハラさせられた。なにしろ若旦那の面倒見のよさが病的。最後の方の浜さんが行方不明になった辺りを読んで、「面倒見れなかった後が怖いのかな」とは思ったけど、ほとんど強迫観念に近い印象を受けた。若旦那の過去に何があったんだろう?2012/07/05
yuzi
1
口入屋シリーズ第3作目。やっぱりこの作家とは相性が悪いようだ。説明が多すぎて、馬鹿にしてんのか!って気分になる。人間の描写も薄い。展開がゴテゴテ。読んで得した気分にならない。でも、今まで読んだ江戸を舞台にした時代小説の中で、一番「江戸っ子」ってやつの雰囲気が伝わってくる気がする。作家自体が江戸っ子だからかしら。2012/06/20
onasu
1
前作に続き、伊之どん、浜さんの掛け合いは、安心して楽しめます。また、有楽師匠のストーリーへの絡みも絶妙。キャスティングが素晴らしい佳作でした。2010/11/22
あここ
1
浜さん、高座逃げたなるのに、よぉ噺家になりたいって思ってるよなぁ。。。あがり症治さんとあかんで。『双六屋』さんは面倒見が良すぎて口入の仕事してるんは親父さんだけちゃうか?って思ってしまう(笑)若旦那と番頭、手代は何故か事件に突進してくし(笑)いろんな事件が絡んでて分かりツライけど。。。みんなえぇ人で好き♪禄さんの上の同心さんはキライっっ2010/05/20
司
0
有楽師匠が一番の大物2015/09/13