内容説明
二年前から南町奉行所に出仕している見習同心・長月菊太郎。父は、同奉行所の隠密廻り同心で、鬼隼人と恐れられる直心影流の遣い手・長月隼人である。そんな父子のもとに、日本橋の両替屋に押し込みが入り、二千両が奪われ、奉公人五人が惨殺されたとの報が入った。三月ほど前に別の両替屋を襲ったのと同じ賊による所業と睨み、さっそく動き出した隼人について、菊太郎も探索に加わることとなる。幼いころから父の背中を見て剣術の腕を磨いてきた菊太郎は、父と共に、慣れない仕事に体当たりで挑んでいく!「剣客同心親子舟」シリーズ、堂々の第一作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
92
剣客同心親子舟「菊と鬼」1巻。南町奉行所隠密同心長月隼人別名鬼隼人の長子菊太郎(見習い同心)登場ぼちぼちと世代交代かしっかりと父の背中を見て育って欲しいですね。2018/05/02
犀門
1
#157★★★★☆おー、菊太郎君 頑張れ!。2017/09/13
読書家
0
鬼隼人の異名を持つ長月隼人と息子菊太郎の親子同心の新たな展開物語。 16歳になった菊太郎は、南町奉行所で同心見習いとして経験を積む中、両替商の店に押込み強盗が入り、番頭以下が惨殺される事件を知る。同様の惨殺事件が発生しており、隼人に探索の命がおり、経験を積ませるため、息子菊太郎と同僚天野とで捕縛に乗り出す。 愛刀兼定を振るっての快刀乱麻はいつもながら胸がすく。2022/09/11