webアクションコミックス<br> みなそこにて 2

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みなそこにて 2

  • 著者名:冬虫カイコ【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 双葉社(2022/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575440232

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内容説明

「でも平気だよ わたし人間たべないよ」。“人喰い人魚”の古い民話が残る田舎町で、永遠の孤独を生きる人魚“千年さん”。彼女にも、かつては人間の親友がいた。この世界で2人だけは分かり合えると思っていたのに――。生ぬるい泥濘のような町で、生きづらさを抱えた人々を描く【孤独な人魚×少女たち】のミステリアス異類譚、最新刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

43
閉ざされているわけではない、けれど離れられない。閉塞感、見えない檻。人魚である千年さんの存在に目を向けない村人たち。孫たちを見守る令子にも、千年さんの手を掴もうとした過去があった。村を離れても、この空気は後ろ髪を引く。諦めるように暮らせば、きっと幸せになれる。残酷な因習があるわけじゃない、呪いがかけられているわけでもない。ただ生温い沼の水に浸っていれば、少女たちは世界を受け入れられるはず・・・。例外はあるとしても。2023/10/18

半熟タマゴ@コミック

6
ひとりぼっちな人魚と閉鎖的な村に住む少女たちの物語、第2巻。自分と同じ仲間が欲しいと純粋に願う千年の無邪気さが不気味に映る。千年はどうして人魚になってしまったのか。それとも元々人魚だったのか。千年の過去が気になりますね。2022/09/17

たけのこ

5
好きだ。そこに居るのは確かだし悪影響があるのも知っている。でも誰も積極的に排除もできないし出ていくことも基本的に出来ず、ただ息をひそめることしかできない。派手さはないものの田舎町に広がるこの暗雲としてうすら怖い空気感が描かれていてすばらしい。2022/09/10

クロユリ

4
孤独な人魚と田舎町の少女たちが静かに織り成すミステリアスホラー第2巻。1巻に比べると少々おとなし目に感じましたがそれでも無邪気ながらも不気味さと邪悪さのようなものが垣間見える人魚の存在は凍り付くような薄ら寒さがありました。おぞましくも美しい人魚と少女たちのどこか絶望の影を背負った物語。すべての崩壊はもう目前に迫っているのかも。2022/08/25

aof

3
雰囲気と設定が好き!でももうちょっとホラーに寄せるか、機微を深めるかしてほしい〜。2022/11/22

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