内容説明
ハゲタカの冷酷非情ぶりがグレードアップ!
暗黒警察小説の金字塔第2弾。
渋谷を縄張りにするヤクザ・渋六興行に食い込み、上前をはねる神宮署生活安全特捜班のハゲタカこと禿富鷹秋。
縄張りを侵食しようとする南米マフィア・マスダから送り込まれた殺し屋を返り討ちにした禿富だが、
マスダは更なる刺客を放ってきた。さらに、同じ神宮署内にも禿富の横暴を面白く思わない者が、制裁を加えようと暗躍する。
マスダと警察内部の敵の挟み撃ちに会いながら、禿富は持ち前の知恵と腕力で対抗する。
ヤクザにたかり、弱きをくじく、冷酷非情な刑事。彼にかかれば上司もキャリアも関係なし。
警察組織を食い荒らし、南米マフィアを翻弄し、さらには関係を持った女性をも平気で見殺しにする。
圧倒的存在感で描かれた悪漢ヒーローの非道ぶりをご堪能あれ。
※この電子書籍は2002年1月に文藝春秋より刊行され、2005年1月に刊行された文庫の新装版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sg
12
表紙見て・・・もうこれに尽きる。ずっとワイルド。マイルドにワイルドでワールドワイド。とりあえずカッケーしズリィしおっかねぇ。ってことはつまりは単純におもしれぇ。セロリ。2023/06/28
Hideo
0
禿鷹シリーズの第二弾。前作では全くといっていいほど触れられなかった生安刑事)禿富の周辺の警察世界の人物が描かれている。が、相変わらず本来の職務をどうこなしているのか、悪徳刑事である禿富の行動理念はどこからきているのかは謎のまま...。前作で代替わりした渋六興業と相変わらず癒着している禿富の周辺で別の悪徳刑事や前作同様南米マフィアのマスダに加えて渋六の競争相手の敷島組も絡んだいざこざが描かれる。それにしても禿富なんでこんな強いんだ...2022/10/17