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内容説明
後宮では賢さこそが美しさ。13世紀、地上最強の大帝国「モンゴル帝国」の捕虜となり、後宮に仕えることになった女・ファーティマは、当時世界最高レベルの医療技術や科学知識を誇るイランの出身。その知識と知恵を持ち、自分の才能を発揮できる世界を求めていたファーティマは、第2代皇帝・オゴタイの第6夫人でモンゴル帝国に複雑な思いを抱く女・ドレゲネと出会い、そして……!? 大帝国を揺るがす女ふたりのモンゴル後宮譚!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本詠み人
83
「このマンガがすごい!2023」に選ばれた今作、確かにとても素晴らしい作品だった。西暦1213年イラン東部の街で、奴隷としてイスラム教徒の学者の家に預けられた主人公の少女 シタラの過酷な運命。イスラム教徒のことは良く知らないのだが“知を求める人には(誰に対しても)与える”という考えがあることに驚いた。シタラが「知」を武器に当時の最強帝国モンゴルと戦う魔女になる…というこの作品。まだ2巻までしか出ていないが楽しみな物語になりそう✨📚2023/02/24
ネギっ子gen
74
【後宮では、賢さこそ生き延びる道】13世紀、イラン東部の都市トゥースにやってきた天涯孤独の少女・シタラ。奴隷の身ながら教養を身に着け穏やかな日常だったが、強大なモンゴル軍に襲われることで、主人の家の奥様の名を継ぐ。“知”を武器に闘った魔女のお話。最終頁で、巨星チンギス・カン墜つ――。袖で著者は、<モンゴル帝国は、同時代の他の地域よりも比較的女性の地位が高く、歴史に名前や事象を残した人物が結構います。ファーティマもその一人。彼女の人生を借りて、女性たちから見たモンゴル帝国を描くことが、本作の試みです>と。2023/03/21
寿こと
67
ネタバレ防止では隠しきれない文字数である為、ブログにのみ掲載。2022/12/17
真朝
59
凄く面白かったです。また知らない世界へのドアがバーン!と開きました。これから歴史が大きく動いていきそうなのでとてもワクワクしてます。2022/09/23
Koichiro Minematsu
57
ユーラシア大陸をほぼ手中にしたモンゴル帝国とその支配下におかれたイスラム圏(本書では舞台はイラン)の奴隷の女子が立ち上がっていく。奴隷は選べない世界でも、シラクは意思がある。漫画の柔らかいタッチがまた良い。2023/01/10