内容説明
6世紀末~7世紀初め、諸国に新たな時代のモニュメントといえる「国分寺」が登場した。存在の確認されている国分寺のすべて、全国にある68ケ所の寺跡を写真とともに紹介する。鑑賞ポイント、住所、地図も掲載。長い歴史を経て、日本全国に点在する古代のロマンに満ちあふれた天平寺院――国分寺。そのすべてが分かる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
22
私の住む街に国分寺や国庁、国衙跡といった律令時代の関連史跡があり興味を持った。当時は旧国名のある全てに国分寺が設置されていたが、ほとんどが時代とともに風化して遺跡として残る。再建された近所の国分寺に行き、古い仏像を近くで眺めると天平時代の文化が味わえる。非常にリラックスできる私の特別な場所です。様々な地方の国分寺跡にも訪れてみたい。2024/03/08
ヘムレンしば
2
国分寺とは聖武天皇の治世の時に、全国に建てられた国家護持のお寺です。それぞれの国の国分寺(=僧寺+尼寺)と国府が今どうなっているか?を観光案内的に追った本です。古墳に代わる国家の威信を示すモニュメントとして建てられたのですが、現在は市街地となっていたり、焼失した後、再建されなかったりで、ほとんど残っていないという例が多いかな。でも寺の位置、行政府のある国府の位置、古代の官道などを考えて、どんな風に見えたのか?想像するのも楽しそう。それとやはり七重塔ですね。どこか再現してくれないかな。巨大な塔を見てみたい。2015/02/01




