出版社内容情報
春秋末期。十五歳の小旋風は墳墓から発見した琴で大金を狙う。彼の野心は国をも巻き込んでいく―。第9回小説現代長編新人賞受賞作。
春秋末期の衛国。小柄な十五歳の少年・小旋風(しょうせんぷう)は、盗掘を生業とする養父に育てられた。あるとき彼は、墳墓の棺の中から華麗な琴を発見する。しかし直後、養父は落盤事故で死んでしまう。小旋風は琴を売ることで貧困から脱し、のし上がろうと考える。彼の野心はやがて、衛国全体を巻き込んでいく。小旋風は自分の唯一の武器である言葉だけを使って琴を売り、大金を手に入れることができるのか――。第9回小説現代長編新人賞受賞作。
【著者紹介】
1985年4月25日名古屋市生まれ。愛知県立大学外国語学部中国学科在学中より小説を書き始める。卒業後、工作機械メーカーに勤務するが、その後退職 。建築デザインを学びながら本格的に執筆を始め、第9回小説現代長編新人賞受賞に至る。
内容説明
春秋後期の衛国。小柄な十五歳の少年・小旋風は、盗掘を生業とする養父に育てられた。彼は盗掘の最中、生きているようにしか見えない、数百年前の少女の亡骸を発見する。彼女は伝説の楽器と思われる、華麗な琴とともにあった。その直後、落盤事故が―。小旋風は自分の唯一の武器である言葉を使って琴を売り、大金を手に入れようと決意する。第9回小説現代長編新人賞受賞作。
著者等紹介
小島環[コジマタマキ]
1985年4月25日名古屋市生まれ。愛知県立大学外国語学部中国学科在学中より小説を書き始める。卒業後、工作機械メーカーに勤務するが、その後退職。建築デザインを学びながら本格的に執筆を始め、『小旋風(つむじかぜ)の夢絃』で第9回小説現代長編新人賞を受賞しデビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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