内容説明
タイムリープによる「やり直し」の機会を得た結果、幼馴染みの美織の協力のもと、虹色の青春を目指し奮闘する灰原夏希。
次なる目標＝恋人を作るべく夏希は片思い相手の陽花里を誘い、美織＆怜太と４人でＷデートを決行するなど、１周目では出来なかった青春を謳歌！ まさに計画は順調かと思いきや……
「……あの、さ。七夕まつり、あたしと一緒に行かない？」
詩からの一途なアプローチに、陽花里への想いや友達グループの関係性など、夏希の心は恋と友情の間で大きく揺さぶられ――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
47
タイムリープにより、2度目の高校生活を送ることになった夏希が幼馴染の美織の協力のもと、恋人作りに向き合う今回の物語。 想い人の陽花里、そして美織・怜太と共にWデートを楽しむ夏希達。そんな中で美織がバスケ部の先輩の若村先輩とぶつかる展開でしたけど、若村先輩は先輩なりに美織のことを考えていて、すれ違う2人の思いを何とかしようとバスケ部の詩と共に解決しようとする夏希の優しさにはグッとくるものがありました。 そして迎えた夏祭りをキッカケに様々な恋が動き出して、続きが楽しみですね。2022/06/01
よっち
41
タイムリープによるやり直しの機会を得て、幼馴染・美織の協力のもと奮闘する灰原夏希。しかし詩からの一途なアプローチに、夏希の心が恋と友情の間で大きく揺さぶられる第二弾。片思い相手の陽花里を誘って、美織＆怜太と4人でＷデート、美織が所属する女子バスケ部で起きた問題。夏希を意識する詩が七夕まつりで頑張ったり、一方で協力者だった美織の心境の変化だったり、ヒロインたちの魅力がクローズアップされて、メンバーたちの複雑な思惑も垣間見えてこれから面白くなりそうですが、相対的に描写が少なかった陽花里の動向も気になりますね。2022/05/31
わゆ
37
幼馴染の美織と、主人公に好意を寄せる詩。そして彼女達が所属するバスケ部でのトラブルが主題。前巻ラストより、皆に素を出せるようになった主人公。青春2周目のスペックはそのままに、恋をすること/されることに対しては未熟で、詩や星宮さんへの気持ちで揺れる姿にやきもきさせられる。だが一方で自分のスペックを生かし、バスケ部問題に立ち向かっていく姿はカッコ良く、主人公自体の力のバランスが前巻より良くなった印象。また美織と詩のラブコメヒロインとしての魅力や可愛さが凄まじい。まとまりや次巻の引きも良く、非常に面白かった。2022/06/01
わたー
36
★★★★★昨今、青春やり直し系作品が氾濫しているので、勝負の2巻だと思っていたのだが、期待値を優に超える内容だったように思う。今回は幼馴染の美織回。とある事情によって部活で孤立しだした彼女に主人公が手を差し伸べるという、アオハル全開の物語。それだけでも非常に良かったのだが、爽やかな青春モノの雰囲気を醸しながら、登場人物たちが恋愛方面でギスりだしてきているので、俄然、面白くなってきたなと。自分の気持ちを知られていることを逆手にとって、いじらしいアプローチをかける詩。2022/06/01
まっさん
27
★★★★☆ 灰色の青春時代を過ごした青年が高校生活直前にタイムリープし、輝きの青春時代を獲得しようと奮闘する物語第二弾。 今巻は表紙に描かれたヒロイン･詩をメインに据えられた話…と思いきや主人公･夏希の幼馴染･美麗にも大きな動きが見られる話となっていました。まず、美麗に関して。彼女に関しては夏希の協力者ポジに落ち着いているキャラクターで、ヒロインレースに絡んでこないだろうと思っていたのでここで彼女の回が用意されていたのは少し驚きでした。彼女のエピソードは今作の主題でもある青春要素寄りなものとなっていて→2022/09/10
