内容説明
「わ、わたくし、心配されるほど……弱っちく、ありませんわ」
「そうだな。だからこれは、ただ僕が心配性なだけだ」
公爵令息ユーリとの出逢いによって、孤立していた学院生活が徐々に変わり始めた令嬢ブリジット。
初めはいがみ合う仲だったが、氷の刃と恐れられ一目置かれてきたユーリのいろんな表情を見るたびに、次第に惹かれていくブリジット。それは彼も一緒なようで……。
「君とやり直したいと思っているんだ」
そんな中、婚約相手だった第三王子ジョセフからの復縁の申し出で事態は一変する。
「……良かったんじゃないか。もともと好きな相手だったんだろう」
「よ──良く、ありません」
縮まったはずのユーリとの関係に少しずつひずみが生まれる中、ブリジットが契約した精霊の正体まで明らかになって──!?
悪役令嬢と悪役令息がやがて恋に落ちていく物語、第2弾。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
15
契約精霊ピーちゃん降臨。意思疎通がままならないが、可愛い。第三王子が思った以上のクズだった。2人の仲が近づいてきて何より。2023/10/07
ぐっち
13
悪役令嬢ブリジットの契約精霊ぴーちゃん登場。炎属性で鳥で「ぴー」といえば、ひ…(日本語)か、フ…(英語?)か。ブリジットとユーリが確実に仲良くなってきて何より。第三王子はクズ度が増してる。2022/05/14
おもち
7
このシリーズ好きだわあ。ユーリ、この鈍感さんめっ☆とワクワクキュンキュンしながら読了。ブリジットも恋する乙女でもだえたり悩んだり可愛い。第三王子は自業自得のざまぁ有。また出てきたりするのかな。。2023/09/20
starly
7
前巻より恋愛要素が増している令嬢と令息が恋に落ちていく物語第2弾。 勉強ライバルである2人だけど、友情を通り越して2人はまるで恋人のよう。お互い想い合ってる言動がしばしば。これはもう付き合ってると言って認めてほしい。そんな2人が着々と距離を縮めていく中、元婚約者が乱入して距離が遠退きがちとなってしまい、中々に2人の恋愛を邪魔してきます。腹立たしいくらいな言動、行動力のある悪役キャラクター。2022/05/15
有子
6
ひょわー2巻もにまにまが止まらない…!夏休みのロマンス、劣等感を拗らせたクズ王子関連の勘違い、そして契約精霊発覚事件のどさくさ。なかなか素直にはなれないからこそ、勢いで言ってしまう本心が最高。とばっちりクリフォードのところも可愛くってたまらなかったね。ブリジットのトラウマとなった現場にいたらしいユーリ、あれは彼にとってもトラウマだったみたいだけど、彼自身実家でも色々ありそう。早く両想いのもだもだも見たいー!弟っぽさもあったブルーの正体と、王子がブリジットの精霊知ってたところがちょっと予想外だったな。2022/12/07