内容説明
監禁小説の傑作『棺の女』、待望の続編!
ある朝突然、何者かに銃撃された一家。思春期の次女と幼い長男、母親とその恋人は一瞬にして命を奪われた。二匹の犬とともに姿を消した16歳の長女ロクシーの行方と事件の真相を追うのは、ボストン市警の豪腕女刑事D・D・ウォレン。さらにもう一人――472日間にわたる壮絶な監禁事件から生還した女性フローラ・デインもまた、ロクシーを見つけ出そうとしていた。
果たして一家を襲ったのはロクシーなのか。彼女はどこにいるのか。やがて平穏に見えた一家の凄まじい過去が浮かび上がる……。
NYタイムズ紙ベストセラーリスト常連の大人気シリーズの新作にして、監禁小説の傑作『棺の女』の続編がついに登場!
(底本 2022年2月発行作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
90
巧妙に練られたプロットで、良くできた作品だった。冒頭から幸せそうな家族の、母親、その恋人、次女ローラ、長男マニー、が銃殺されるところから始まる。長女ロクシーは事件が発生する前に二匹の犬を連れて姿を消していた。ロクシーが事件のカギを握っているのでは?D・D・ウォレン、ボストン市警殺人課の部長刑事はロクシーの行方を追う。一方、前作「棺の女」で監禁され生還したフローラもロクシーを追っていた。どんな展開が待っているのか?いろいろな角度から描かれる事件には思わぬ結末が待っていた。どの登場人物もうまく描かれていた。2022/02/28
キムチ
54
題名が好みじゃない~完璧って何❔物差しがある?そんな思いで読み始めただけにネガ気分120%。20頁余残して止めた。筋を追うのは私の読書目的ではない。こんなに気分が悪くなるのも珍しい。N・ノイハウス、K・スローターと同じ括りの匂い・・だが自滅的でもなく、湿り度も高くはない。刑事D・Dに魅力を覚えないのも否定的な因。頑張り屋だし、理想的な妻、母なんだけど。完璧を求めるがゆえに足元で何かが踏みにじられ、自殺・負け犬・苛めが散見。スクールカウンセラー、里親が持つ本来の存在意義がぐらぐらしている。2022/11/25
星落秋風五丈原
37
まあ“完璧な”などというタイトルが胡散臭い。フツーでいいのだ、フツーで。養子縁組は国から援助が出ないが、里親を引き受けると国から何某かの援助が出る。その金を目当てに劣悪な環境で子供たちを育てる里親の例は、何も海外に限らない。子供たちは幼く声を上げる術を知らない。 フローラは戦う女なんだね。なんとなくDDとは反発しつつもバディ感が。警察の言うことなんか聞かねーぞみたいな。2023/11/09
むつこ
33
後半まで眠くて普段より就寝時間が早くなり、読了まで日数がかかった。前作の「棺の女」のフローラのたくましさは覚えていたが警官のD・Dのことはまったく覚えてなかった。犯罪被害者だったフローラが家族を殺害され行方不明になった少女・ロクシーを探す。またD・Dのベテラン刑事なのに真っ直ぐ事件を追うので二人の主人公の性格の良さが沈みがちの事件の環境にも我慢ができた。が、児童虐待に「そうきたか!」と驚き、相手のセリフに眠くなっていた。犬の描写もいい。次作、早く読みたい。2022/03/30
あっちゃん
26
女だらけのハードボイルド?(笑)生還者フローラと女刑事D・D・ウォレン、更に今回の主役の家族全員を殺され失踪中のロクシー、皆んな心は傷だらけでも強い!この事件からも立ち直ってくれるだろう感が陰鬱な事件のささやかな光かな?( ̄▽ ̄)2022/05/23
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