内容説明
「お願い、力を貸して！ カレンのお店がタイヘンなの！」
春は出会いの季節。
高校三年生になった鞠佳を襲うのは新学期の洗礼と、そして新入生の訴えであった。
アスタロッテ曰く、
オーナーの可憐は想い人との旅行の約束をお店が大事で行かないなんてのたまった。
今こそ可憐に恩返しするべき！ とヘルプに入ることを即決した鞠佳は
可憐を旅行に送り出し、個性豊かな先輩たちと働き始める。
しかし絢が一人の先輩に向ける視線が明らかに違って、モヤモヤが止まらない！？
「可憐さん、抱いてください……」
「えっ！？ 今度こそ！？」
新章突入・超人気ガールズラブコメ第五弾！ 鞠佳の楽園はどこに！？
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナギ
55
イチャイチャして嫉妬して少し重くなって略奪だという暴走からの宣言まで。さて、ラノベでどこまでの表現が許されるのか？という表現手法との戦いだと思うんですが、これが男女になるとNGな表現？もあったりするので、どこまで攻めていいんだ？って読む方がその限界を考えてしまった。バーのママのお話が深かったりで、楽しく読めました。ギクシャクしたりいろんな時期を乗り越えて行くのは同性でも異性でも変わらないですね。2022/12/04
キリル
19
黒い炎を灯した重い女改め奪う女になった鞠佳が攻めに出た今巻。今の関係が続くのか元から不安があった鞠佳が可憐のバーにヘルプで入ることで自分の知らない絢の一面を見てさらに嫉妬にも駆られて、それが行動に現れるなど関係がギクシャクしてしまいますが、お互いの考えを真摯にぶつけあって乗り越えていく姿は尊かったです。関係する人たちの努力あってこその楽園などだとしみじみ思いました。個性的なバーの先輩たちとの交流を通じて鞠佳の価値観も変わる重要な回で、最後の告白でどう動いていくのか気になります。表紙の二人が可愛くて眼福。2022/02/13
ささきち
11
今日読まずにいつ読むの！というわけで読了。文章では1文字も自重を知らない中身をしているのにどうして挿絵では謎の光があるんですか！もう光とかしないでラノベの限界を超えましょう！から始まるとｗ前半というかバイトに入ったあたりまではスーパー鞠佳さん！って感じでな〜絢が頑張って鞠佳に教えるぞ！と意気込んでいたけれど、蓋を開けてみれば飲み物を作る以外全て出来ていて唖然とする姿が面白いwちょうどガールズトークも読んでいたから思うけど、鞠佳の対人能力ってかなり高いんだよな。コミュ症に優しく敵も懐柔し友達とは笑顔でとか2022/02/14
半熟タマゴ
11
ついに同人誌の巻数を追い越しましたね。今回は可憐さんを旅行へ送り出すためにバーのヘルプに入る話。バーの先輩と絢が仲良くしていて嫉妬してしまう鞠佳。一悶着ありましたが、二人が思ってることをちゃんと相手に伝えることができてホッとしました。そして、衝撃の本編ラスト。鞠佳カッコよすぎるよ……。早く6巻が読みたいです2022/01/19
真白優樹
10
三年生となった鞠佳が新たな人間関係に悩む中、可憐の店のピンチヒッターとして一時バイトに入ることになる今巻。―――大人になる、その意味を夜に探して。 鞠佳からの攻めも増え更に百合がディープになっていく中、大人の百合の世界を目撃した鞠佳が何かを見つけ出していく巻であり、新し季節に更なる成長の扉が開く巻である。今ある関係を大切にしたいからこそ、己の殻を破って。どうなるか分からぬ嵐を巻き起こした鞠佳を待つのはどんな展開か。その告白は、周りの関係を何処へと進めていくことになるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2022/01/15
