内容説明
竹の中で育まれ、不老不死をもたらすと伝わる真珠にも似た秘宝「竹の石」。古来、天下人への献上品とされてきたが、一つだけ村の庄屋が秘匿していた。それは昔、万病に効く薬を探求していたゼンの師・カシュウが村を訪れた際、竹の中から
見つけたものだという。その存在が何故か漏れた。正体不明の賊が、強奪計画を立てていると知った庄屋の娘は、ゼンに警護をして欲しいと依頼する。折しも村は祭り。賊の来襲には、好機といえた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
7
表紙のゼン、堂本光一にしか見えないのだが…(感想関係ない)2021/03/21
みどり
5
第2弾。やっぱり森博嗣だった。2021/03/26
あおそら
2
竹の石をめぐるミステリー仕立ての2巻目。ああ、あいつだな、と犯人は早々に分かってニヤリ。分かってしまうと怪しさしか感じない。戦いのシーンは圧巻です。舞を観ている(読んでいる?)ような感じでホウっとため息。禅問答のようなやりとりにもため息が出ます。2022/03/20
ぽてと
2
1巻よりゼンの性格に親しみのようなものを感じました。戦う場面が、少しずつ緊張感が高まる感じがしたし、詩のようで綺麗でした。 ハヤとゼンの会話は、お互いに見えていない視点を補い合うようで、読んでいる側もハッとさせられることがあるように思えました。 2021/09/30
OIRA
2
表紙と作家名が結びつかないままに‥手にして、少し読んだら、もう、たまらない。すっかり、見事に、引き込まれてしまった。ヴォイド・シェイパも読んでないけど、これは、いい。とても楽しみなシリーズだ。このシリーズ、題名も素敵だし、とにかく、読んで、おもしろい、かっこいい~のが最高にいい。はやく、次、来い!2021/06/01