内容説明
年を取ったから/体型が標準じゃないから/趣味が変わってるから……様々な形で否定される不条理に昔話の女子はどう抵抗したのか?新鋭エッセイストはらだ有彩の代表作『日本のヤバい女の子』続編が文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayah Book
11
「覚醒編」に続き面白かったです。日本の神話や昔話に登場するヤバい女の子たち、一見女の子たちに非がありそうなストーリーでも、「本当にそうなのか?」と、作者のはらださんが新たな解釈をしていく。なるほどと思ったのは「八百屋お七」。自分以外見ていないお七は人に迷惑をかけて最悪だけど、他のキャラみたいに貶められたり踏みにじられたりは絶対にしないので、何だか胸がすっとする。あと、鬼推しのおばあさんに共感しました。オタクは昔からいたんだね。2022/04/11
鹿ノ子
2
抵抗編も面白かった!筆者の共感力には脱帽です。私たちは確かに存在したし、今も存在してるし、これからも存在するぞー!2022/01/25
leiaikawa
1
古典のヤバい女の子を楽しく解説する一冊。とりかへばや物語やコノハナサクヤなど、結構有名どころだけどエピソードを読むと「んん?」ってなる話にも見事に切り込んである。女同士の友情が配偶者とか男同士のそれより下に見られるの、マジわからんよな。あと恋愛は友情の上位互換じゃないっていうのほんまそれ。頷きすぎて首もげそう。もげた首はろくろ首になりそう。2022/01/07
めい
0
ところどころ声をだして笑う部分もあり楽しい文章だった。そこにいた人への肯定とエンパワーメントが気持ちいい。後編から読んだけど前編も読みたい2022/11/15
貴羽るき
0
著者の鮮やかなツッコミに胸がすく思い。私ら、ちゃんと声を上げて生きていこう。2022/10/08