電撃の新文芸<br> 神の庭付き楠木邸

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電撃の新文芸
神の庭付き楠木邸

  • ISBN:9784049141023

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内容説明

田舎の新築一軒家の管理人を任された楠木湊。実はそこは悪霊がはびこるとんでもない物件……のはずが、規格外の祓いの力を持っていた湊は、知らぬ間に悪霊を一掃してしまう!
 すっかり清められた楠木邸の居心地の良さに惹かれ、個性豊かな神々が集まってくるように! 甘味好きな山神や、そのモフモフな眷属、酒好きの霊亀……。そして、気づけば庭が常春の神域になっていて!?
 さらには、湊の祓いの力を頼りに、現代の陰陽師も訪ねてくるほどで……。
 お隣の山神さんたちとほのぼの田舎暮らし、はじまりはじまりです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

83
曰くつきの一軒家に住むことになった湊。彼が書くものには祓う力があり知らず知らずのうちに山神の力まで取り戻す。そして他の神々も庭に集ってくることに。おまけに陰陽師からも依頼があり…。人間嫌いだけど好奇心旺盛な麒麟の態度が可笑しい。献上される上質なお菓子が美味しそう。ちなみに私は粒あん派。文章も小気味よく読みやすかった。自然体の湊と神々のやりとりもほのぼのするファンタジー。面白かった。2022/05/02

☆よいこ

72
なろう系ライト文芸。無自覚チートの主人公が無意識で怨霊を浄化し、いわくつきだった田舎の一軒家を神域にする。隣山に住む山神が主人公を気に入り入りびたるうちに、弱った神々が癒しのために庭に集まってくる▽管理人を任された楠木湊(くすのきみなと)は、温泉宿を営む家の次男24歳。昔から「人ならざるもの」が見える体質で、湊が書いた文字は「悪いもの」を浄化する力をもっていた。但し本人は「良いもの」しか見ることができず、怨霊自体は見えない。甘味好きな山神に気に入られ、その力を成長させていく▽武闘派陰陽師がいいアクセント2024/04/30

はつばあば

58
ちょっと前に購入してたのですが、欲の皮が突っ張ってましてUnlimitedで読ませてくれる本に現を抜かし今になりました。どうして私はいつもこういう失敗を(^^;。いつまでもこの本の神様の結界に守られた静謐?騒がしい眷属達のいる庭にいたいと思わせてくれました。ですが3巻もの。揃えてある以上先に進まねば。巷には貧乏神さまもいらっしゃるけれど、池にお住まいの霊亀さんと仲良くなりたいわ。山神さんと仲良くなったら糖尿になりそう(^^;。それに・・私、粒あん派(#^^#)。陰陽師の播磨さん、もうちょっとビビらないで2023/01/25

こも 旧柏バカ一代

40
メモに文字を書いたら悪霊を浄化してしまう主人公が田舎の一戸建てに引っ越して来たが、そこは悪霊が蔓延る穢れた場所だったのだが主人公は無自覚に祓ってしまい清浄な空気になってしまった。その清浄な空気に惹かれて隣の山の神が居着いてしまった。その神の望むままに御供物をしていたら、存在感が薄かった神様の力も増大していった。そしたら亀が居着いて、風神、雷神が遊びに来て、神の眷属も来る。それだけの神が来て御供物をしていたからお金がピンチと思ったら懸賞金に当たったりして幸運が流れ込んで来た。祓師も来てお札を書いたら売れた。2022/04/29

よっしー

30
タイトルが気になって、手に取りました。田舎にある一軒家が知らぬ内に神々が集まり、神域になるとは…なんとも不思議な現象です。当の本人は、力を自覚してなかった様ですが、能力者からしたら喉から手が出る程欲しい物を持っていたり…。そんな非日常の環境にいるにもか変わらず、訪れる神々を当たり前のように受け入れ、共存している主人公が素敵でした。続編もあるようなので、読み進めていきたいと思います。2024/09/06

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