ハルキ文庫<br> 食堂つばめ(7)記憶の水

個数:1
紙書籍版価格
¥594
  • 電子書籍
  • Reader

ハルキ文庫
食堂つばめ(7)記憶の水

  • ISBN:9784758440110

ファイル: /

内容説明

交通事故に遭って、生と死の境の街にある不思議なレストラン「食堂つばめ」にやってきた中学二年生の小野潮。料理人ノエに、なんでも作るからと好物を訊かれるが、本来なら食べ盛りの年頃の潮は、なぜかうまく答えられなくて……(「内なる声」より)。命の源は、おいしく食べること――そう信じて、死に向かいかけた人たちをもとの世界に戻すため、腕を振るい続けるノエが失くしている記憶とは(表題作「記憶の水」より)。おいしい料理と切なくも心温まる物語が大好評の「食堂つばめ」シリーズ第七作は、短篇全四篇を収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

115
連作短編集。今回は食べ物よりも次作最終回というあとがきが印象に・・・。2016/07/01

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

66
生前大ファンだった歌手の歌、ぜひ聴いてみたいな。自分の思い通りに歌えたら、どれほど気持ち良いんだろう?ハンバーグのシーンは、ジーンときた。大切な人が一生懸命作ってくれた料理ほど、うれしくておいしいものはないだろう。自分が弱っていたら、その味がなおさら沁みる。ある時期にとても仲良くしていた友達って懐かしいな。過ごした時間が短くても、濃いものであれば、大切な想い出として残っているんだろうな。2017/08/08

ぶんこ

59
コンビニ飯しか思い浮かばない中学生の潮君が、お母さんを大事に思っているのが伝わってきてウルウルしました。生きて戻れた先で、特訓した料理の腕が消えてなかったのも嬉しいです。短編の中では作家の薫子さんの話が印象的でした。こんな言い方は良くないのかもしれませんが、理想的な死に方。自分もこんな死に方をしたい。結局薫子さんは生き直す選択をしたのですが。この本を読んでいると死ぬ事が恐くなくなってくるので、良い事なのかどうか。2017/06/27

hirune

57
生と死の間の街に来た往年のシンガーソングライター、誰がモデルなのかなぁ?母子家庭で鍵っ子の男の子に料理を特訓するノエさん、現実世界に戻って記憶が失われたのに教わった料理ができるようになったのはノエさん達の男の子を思いやる気持ちが魂に痕跡を残したのかな、優しいエピソードでした。そして次の8巻が一旦の最終回で食堂つばめの人たちや街に終わりが来るらしい。なんか食いしん坊の秀晴の心の拠り所がなくなって可哀想な気がする^^;2017/05/09

美月0217

43
潮の話が涙しちゃいました。ハンバーグがたべたくなっちゃう!あと、気になるのは、あの川の水!何だろう?あーっ!でも、あと、次の巻で終わりってことで残念だけど、早く知りたい!秘密!2016/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11052572
  • ご注意事項

最近チェックした商品