バンブーコミックス エッセイセレクション<br> 最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader

バンブーコミックス エッセイセレクション
最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常

  • ISBN:9784801927957

ファイル: /

内容説明

“僕の仕事は亡くなった人をあの世に送ること――。”

YouTubeチャンネル「火葬場奇談」が話題!!
これまでに1万人のご遺体を見送った男・下駄華緒の火葬場職員時代の壮絶体験を漫画化!!

【内容】
「火葬場職員は人生の締めくくりをしてあげられるすばらしい仕事」と熱い気持ちを抱き火葬場の門を叩いた下駄華緒。

晴れて火葬場職員になった下駄青年であったが、火葬場では日々壮絶な出来事が待ち受けていた――。

火葬炉の火の中で動き出すご遺体、火葬中に破裂したご遺体の骨片や肉片による怪我、ずっしり重く豆腐のような状態で棺に収められた水死したご遺体などなど――。

個性あふれる同僚職員たちと様々な業務を通し、一人前の火葬場職員になるまでの日々を描く――!!


【目次】
第1話 今日から火葬場職員になりました
第2話 要注意のPありのご遺体
第3話 ご遺体の焼き方
第4話 火葬中のニオイ
第5話 謎の女性 スミダさん
第6話 知られざる骨の秘密
第7話 寿命が縮まる恐怖の火葬
第8話 火葬の夜に起きた不思議体験
第9話 感染症のご遺体の火葬
第10話 火葬場職員のミス
第11話 身寄りのないご遺体の火葬
第12話 水死されたご遺体の火葬
第13話 あるはずのない骨
第14話 火葬場にまつわる都市伝説
あとがき
★単行本カバー下画像収録★

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

87
世の中は様々な職業があって成り立つもの。人生の最期を看取られたその後に来ること。誰もがいつかはお世話になる。笑顔ではできない仕事。求められるのは冷静さと優しさ。遺体と遺族の気持ちによりそうことも大切で、それなりの技術も必要。上焼きと下焼きの2つの焼き方。特に優劣があるわけではないという。スルメのように起きだす体。決して生き返ったわけではない。子供の火葬はやるせない。もっと生きれたはずの命。夢に現れる。水死体、感染症、どんな遺体でも尊厳を尊重する。想像以上に奥深い。避けられない人の死。敬意をもって接しよう。2023/10/20

ままこ

79
はじめて知る火葬場の仕事内容は衝撃的。小窓を見ながら体勢を整える作業これはかなり大変そうだ。えっ!こんな現象も起こるんだと驚くことも。ご遺族とのやりとりも色々。〈生まれることも自然、生きることも自然〉ご遺体やご遺族に自然に寄り添う火葬場職員の思いやりのある視点で描かれている。グロさもあり怖いんだけど、読むと心が温かくなる。2023/09/28

あっか

79
新刊。様々な職業があり様々なコミックエッセイがあるけれど火葬場のお話はそう言えば初!人生で必ず何度かお世話になるしそう言われれば実際どんなお仕事なんだろう?と気になりました。表紙からもっとおどろおどろしい話が多いかと思ったけど、驚きや初めて知ったこと、火葬場ではどんなことをしてどんな仕組みになっているのか?が分かりやすく読めながら普通に勉強になる1冊でした!中には火葬場ならでは?の少し不思議な話もあり。わたし達が助六とか食べている間に、裏側でこんなに頑張って頂いて有難い限り…スミダさんの正体を知りたい。2021/09/25

ニッポニア

63
間違いなく面白いですね。死に寄り添う職場で、死ぬということ、人体の不思議、など見事驚かされました。出てくるキャラクター設定も、変な女がいたり、ベテランの示唆が素敵だったり、飽きずに一気読みです。以下メモ。遺体を焼いているとよく動き出し、それを鉄の棒で整えないといけない。ペースメーカーは爆発する。脳みその臭いは強烈。火葬場によく来るスミダさん。焼け具合を確認せず、生焼けのまま遺族の前に出してしまったミスはトラウマになりそう。2022/09/25

はつばあば

53
朝からとんでもない本をと思われるでしょうが、曾祖母が亡くなったのは小学校の一年。その時はもう火葬場・・当時は焼き場と言いましたがついて行った覚えが。勘違いしてはいないかと確認したらやっぱり開設されていました。叔父が焼き場で焼いたら死んだ人が起き上がるんやで~と。それ以来火葬場で焼かれるのが怖くて。田舎の祖父が亡くなったのは私が19才の時、信州の義兄が亡くなった時もまだ土葬でした。私も絶対土葬と思っていましたが・・生き埋めも怖い。もうこの歳になると両親も亡く・・最期の火を灯してくれる人によろしくと願わねば2022/10/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18178916
  • ご注意事項