統計学の基礎 II 〈2〉 - 統計学の基礎概念を見直す

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統計学の基礎 II 〈2〉 - 統計学の基礎概念を見直す

  • 著者名:竹内啓/広津千尋/公文雅之/甘利俊一
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 岩波書店(2021/09発売)
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  • ポイント 1,080pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000068420
  • NDC分類:417

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内容説明

大量のデータから意味のある情報を取り出し意思決定に活かす統計学の手法は近年ますます重要となっている.本巻ではその基礎概念を見直し最新の手法を紹介する.与えられた選択肢から適切な決定をくだす有益な手法,多重決定方式を医薬品の検定を例に紹介.確率分布空間の構造から統計学の本質に迫る情報幾何の基礎を解説する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

目次

編集にあたって┴第1部 統計学的な考え方 デザイン・推測・意思決定(竹内啓)┴1 統計的データの源泉┴1.1 統計的データの源泉┴1.2 観測┴1.3 調査┴1.4 実験┴2 統計的推測┴2.1 推測の目的┴2.2 無限母集団の意味┴2.3 非負母数の区間推定┴3 統計的予測の方法┴3.1 統計的予測の論理┴3.2 予測区間の構成法┴4 逐次選択実験問題┴4.1 応用の場の中での実験┴第2部 多重比較法と多重決定方式(広津千尋)┴1 仮説検定方式と多重決定方式┴2 多重性問題と多重比較法┴2.1 仮説要素集合が特定の構造を持つ場合┴2.2 仮説要素集合に特定の構造を仮定しない一般的方法┴2.3 閉手順検定方式┴3 閉手順多重決定方式の応用┴3.1 Tukey型多重比較法への応用┴3.2 符号決め問題の拡張┴3.3 先験的な順序に従った閉手順方式の適用┴3.4 単調性推測┴3.5 データ依存的に順序を決める方法┴3.6 誤発見率コントロール┴4 信頼区間方式┴4.1 正規分布の平均uに関する信頼区間┴4.2 多重決定方式に対応する信頼区間┴4.3 同時信頼区間┴5 交互作用の多重比較┴5.1 因子の種類と交互作用┴5.2 行(列)ごとの多重比較法定式化┴5.3 経時測定データ解析への応用┴あとがき┴参考文献┴第3部 推定と検定への幾何学的アプローチ(公文雅之)┴1 統計モデルの幾何学┴1.1 統計モデルの多様体┴1.2 接空間とRiemann計量┴1.3 統計モデルの部分モデル┴1.4 統計モデルの補助族┴2 曲指数分布族における統計的推論┴2.1 指数型分布族┴2.2 曲指数分布族┴2.3 統計的推論の幾何学的側面┴2.4 Edgeworth展開┴3 推定の漸近理論┴3.1 推定量の一致性と有効性┴3.2 推定量の2次,3次有効性┴4 検定,区間推定の漸近理論┴4.1 検定に付随する補助族┴4.2 検出力の漸近的評価 スカラー母数の場合┴4.3 3 検定の漸近的特徴┴4.4 区間推定の漸近的性質┴4.5 検出力の漸近的評価 ベクトル母数の場合┴5 攪乱母数のある推定,検定┴5.1 攪乱母数のある統計モデル┴5.2 推定の漸近理論┴5.3 相似検定の漸近理論┴補論 統計学の拡がりと情報幾何 外野から見た統計科学(甘利俊一)┴索引